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かさむ食費を抑えたい 家計も固定費と変動費で仕分け FPがお悩み解決

NIKKEIプラス1

2019/8/15

買い物は毎日行くと、余計に買ってしまいがち。あらかじめ大体の献立を決め、まとめ買いすれば、無駄はかなり防げます。まとめ買いだと荷物も増え、余計に買う気にもならないかもしれません。例えば1週間の予算の上限を決め、目当ての商品が高ければ、特売品や割安な旬の物で代替できないか検討します。

食費を「固定費」「変動費」で考えてみます。前者は米や牛乳、納豆、卵、鶏の胸肉など栄養価も高い普段使いの食材、後者はステーキ肉や刺し身、お菓子などの贅沢品や嗜好品です。普段使いの食材が安値で買える日を「買い物の日」とすれば、変動費の割り当ても増え、食卓の満足度も上がります。

家計簿も効果的ですが、記録だけでは何も変わりません。振り返り改善してこそ効果を発揮します。1週間分のレシートを眺めるだけでも消費行動は変わるはずです。

家庭での工夫も大切です。下ごしらえに電子レンジを使えば、ガス代も時間も浮きます。コツコツ積み重ねて「習慣」にすれば、ストレスのない節約につながります。

キノコや油揚げ、ネギなどは、カットして冷凍しておけば、いため物や汁物などにそのまま使えて便利です。肉や魚は1回分ずつ小分けにして下味を付けたうえで冷凍を。乾燥も防げ、臭みもおさえられます。中まで味が入り込むので調味料も少なく済み、減塩効果も期待できます。

同じ食材でも、味噌漬け、ケチャップ漬け、甘酢漬け、塩麹(こうじ)漬け、とバリエーションを変えると飽きません。使う時に冷蔵庫で自然解凍して、あとは焼くだけ、温めるだけなら、忙しい夕食時の時短にもなります。

自炊は手間がかかりますが、食費を抑えつつバランスよく栄養をとれるメリットもあります。「外食を控えなければ」というネガティブな感情ではなく「家族の笑顔と健康を」というポジティブな観点で考えてみませんか。

相談者さんの家庭も、小学生と幼稚園のお子さんが成長期になれば、食費はさらにかかるでしょうが、賢いストックと使い切りのテクニックを覚え、料理のレパートリーも増やせば、食卓も家計も豊かになりますよ。

[NIKKEIプラス1 2019年8月10日付]

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