かさむ食費を抑えたい 家計も固定費と変動費で仕分けFPがお悩み解決

NIKKEIプラス1

夫婦と小学生と幼稚園の子供の4人家族で、食費が毎月10万円を超えてしまいます。もっとコンパクトな家計で楽しい食卓を生み出せないでしょうか。(40代女性)

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回答者:ファイナンシャル・プランナー 森文子さん

夏は行楽などで外食も増え、食費はかさみがち。食材も傷みやすいので、自宅での管理には注意が必要ですね。

相談者さんの収入は分かりませんが、食費10万円が負担と感じているようです。「食費は収入の15%程度が目安」といわれますが「食」への思いは人それぞれ。統計や平均と比較しても家計は改善しません。まずは「我が家の基準」を明確にしましょう。

外食を控えれば一気に節約できますが、楽しみを減らすとストレスは増えます。食材も無農薬や無添加などにこだわりがあれば、無理に捨てる必要はありません。

一口に食費といっても、外食費と食材費は分けて考える必要があります。外食についてはまず、金額や回数の上限を決めます。誕生日や記念日などちょっと贅沢(ぜいたく)したい分は「臨時費」として、毎月の食費と別枠にしておけば、日常的な出費は抑えられます。食材については、食べきれる量を買い物の段階から意識することが大切です。

節約のため自炊をしても、無駄買いがあれば本末転倒です。食品ロスは食費を大きく圧迫します。冷蔵庫や食品庫を整理し、在庫を明確に把握できるように気をつけます。食材が傷みやすい夏は特に、冷凍庫を活用します。安い時に多めに買い、冷凍庫に常備しておく。隙間なく食材を入れれば、食材同士が保冷し合い、節電にもなります。