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ビーツの完全無線イヤホン、AirPodsとの違いは

2019/8/26

ビーツから登場した完全無線イヤホン「Powerbeats Pro」はAirPodsと同じチップを搭載している。両者の違いを探った

若い世代に人気のヘッドホンブランド「Beats by Dr. Dre」(ビーツ・バイ・ドクター・ドレ:以下 ビーツ)から、ブランドとして初となる完全無線イヤホン「Powerbeats Pro」が登場した。アップルの人気イヤホン「AirPods」と同じチップを搭載し、iPhoneとの親和性も高いイヤホンだが、AirPodsとは何が違うのか。7月の日本発売前からPowerbeats Proを試用してきたオーディオライターの山本敦氏が両者を比較した。

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ビーツはラップ・ヒップホップ界で名をはせるプロデューサーのドクター・ドレが設立した米国のポータブルオーディオブランドだ。幅広いラインアップを展開してきたビーツだが、先日、ブランド初となる完全ワイヤレスイヤホン、Powerbeats Proを発売した。

アップル「AirPods」にとって最大のライバルになるか? Beats by Dr. Dreの完全ワイヤレスイヤホン「Powerbeats Pro」がついに発売された。価格は2万4800円(税別)。ちなみにAirPods(第2世代)は2万2800円

左右のイヤピースをつなぐケーブルもない完全ワイヤレスイヤホンは、ストレスフリーな装着感が得られるのが特徴だ。首のまわりにもケーブルがないため、まるで自分の周囲だけが音楽に包まれているような心地よいリスニング感が、従来のヘッドホン・イヤホンよりも強く感じられる。

若い音楽ファンの注目度も高い。先日、知人から高校生の娘に「髪が長くても着けやすいから、友だちもみんな使っている」と押し切られて、AirPodsをプレゼントさせられたという話を聞いた。一方、20代の男性ユーザーは「音楽を聴きながら帰宅したとき、服を着替えるときもずっと聴いていられるから」と使う理由を教えてくれた。

■iPhoneと相性のいい完全無線イヤホン

数年前までは数えるほどしかなかった完全ワイヤレスイヤホンだが、最近は数千円台のものから2万円を超える製品まで、さまざまなモデルが登場している。中でも人気が高いのが、アップルのAirPods。人気の理由の一つは、iPhoneとの親和性の高さだろう。

AirPodsはアップルが開発したワイヤレスオーディオ向けのICチップ「Apple H1」を搭載している。その恩恵は、「ペアリング」と呼ばれる、ワイヤレスイヤホンの接続設定で特に大きく感じられる。完全ワイヤレスに限らず、ワイヤレスでつながる一般的なBluetoothイヤホンは、ペアリングボタンを押して、スマホの設定メニューを開いて……と接続するのに手間がかかった。しかしH1チップを搭載したAirPodsは、イヤホンをiPhoneに近づけるだけでペアリングが完了する。煩わしい手順を省いてすぐに音楽再生が楽しめるわけだ。

さらにこの先進技術を詰め込んだICチップのおかげで、iPhoneにペアリングするとワイヤレスイヤホンの弱点といわれている音切れやノイズの発生がとても少なく抑えられている。

ビーツのPowerbeats Proにも同じApple H1チップが搭載されている。実際に使ってみるとAirPodsと同じ、iPhoneとの相性の良さが実感できる。

アップル「AirPods」(写真左)とビーツの「Powerbeats Pro」(写真右)を比較。デザインやサイズ感は大きく違う
iPhoneやiPad、iPod touchの場合は「Powerbeats Pro」を近づけるとペアリングモードが起動。設定が簡単にできる

■運動中も落ちづらい形状

一方で、Powerbeats ProにはAirPodsにない特徴もある。

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