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消費増税前 買っていいもの、買わなくていいもの何?

日経トレンディ

2019/8/15

そして、10万円前後からと値が張る家電(大型家電や高性能のデジタル家電)も、基本的には増税前の購入がお勧めだ。まず、高額家電は増税分の価格インパクトがやはり大きい。また、冷蔵庫や洗濯乾燥機、オーブンレンジといった大型の白物家電は、モデル交代時期の関係から、夏場から秋口にかけてが一つの買い時(現行モデルが比較的安く買える時期)に当たる。まさに、これから増税までのタイミングだ。

増税後にキャッシュレス決済で5%還元になる中小電器店で買えばいいと考えるかもしれないが、街なかにあるそうした店舗は、そもそもの価格設定が総じて高めなので、お得感は薄い。それよりも、大手の家電量販店やネット通販業者が展開するだろう「消費増税前セール」を狙うのが素直だ。

■日用品や衣料品は急いで買わなくていい

増税前に慌てて買い込む必要が無いのは、洗剤やトイレットペーパーなどの日用品や、普段使いの衣料品。「増税後でも頻繁にセール対象になると思われるので、2%の差を気にして購入を急ぐことはない」(豊田氏)。増税の前でも後でも、買うタイミングやペースはこれまで通りでいいだろう。

当然ながら、軽減税率の対象となる飲食料品も急がなくてOK。インスタント食品や冷凍食品を増税前に買いだめしておく必要は無い。

また、そもそも消費税がかかっていないものは税率アップに関係が無い。商品券やプリペイドカードは購入時には消費税がかからず、利用時に消費税分も含めての支払いに使うものなので、増税前に買うことのプラスは特に無い。これは切手や印紙でも同様だ。

賃貸住宅の家賃も消費税はかからないので、増税前に急いで契約する必要は無い。株式や債券など有価証券の購入、土地の購入、介護保険サービスの利用などにも消費税はかからない。また、オークションやフリーマーケットなどの個人間売買も消費税の対象外となっている。

(日経トレンディ 小谷真幸)

[日経トレンディ2019年8月号の記事を再構成]

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