株式・投信

桐谷さんの株主優待入門

桐谷さん優待株選びの掟 下落し総合利回り4%は買い

日経マネー

2019/8/9

写真はイメージ=123RF
日経マネー

多くのファンを持ち、数多くの優待銘柄に投資する桐谷広人さん。今回はいつもの連載から飛び出し、どうやって銘柄を選び、どんな買い方をしているのかを桐谷さんに聞いてみた。

桐谷さんの保有銘柄数は現在1000ほど。うち900銘柄が優待株だ。どうやって、その900銘柄を買ったのか? 「2パターンの方法があります」と桐谷さんは説明する。

株価が高値を付けた後に下落し、配当と優待の総合利回りが4%以上の銘柄を買う、というのが1つ目だ。証券会社のサイトで年初来安値を付けた銘柄を調べ、3~5年など期間が長い株価チャートをチェック。直近の高値から十分下落し、総合利回りが4%以上なら買いだ。

「底値でなくてもいいんです。利回り4%なら安く買えているということ。買ってから株価が下がっても、いずれ戻るでしょう。それまで優待と配当をもらいながら待てばいいんです」。ライドオンエクスプレスホールディングス(東1・6082)が好例だ。

2つ目は優待新設発表銘柄で総合利回りが高いものを買う方法。適時開示情報サービスで、優待に関する発表を行った銘柄をチェック。新設や制度変更で内容が良くなる銘柄の総合利回りを計算し、6%など利回りが高い銘柄に買い注文を入れておくやり方だ(夜型の桐谷さんは前日の夜に注文を出しておく)。優待新設や改良発表の翌日は、株価がストップ高になることもある。このため成り行きで注文を出す場合もあるが、優待人気で株価が上昇する場合はストップ高後もさらに株価が上昇する傾向があり、成り行き注文でも構わないという。

ただ「最近は翌日の寄り付きでドンと上がり、その後大きく下がることが多い」と桐谷さんは言う。アサックス(東1・8772)もその例だ。このためか、最近買った銘柄は評価損を生むことが多くなっている。「でも自分はこの買い方を変えませんよ。利回りが高い株は一時下げても、いずれ戻ると思う。悲観せずに待ちましょう」(桐谷さん)。

■30万円以下の好きな優待ベスト5

優待株を知り尽くす桐谷さんが特に気に入っている銘柄はどれか。「投資金額30万円以下の好きな優待ベスト5」を挙げてもらった。

注:投資金額は、優待が取れる最小株数を購入した場合の金額。株価は7月5日時点。同じ優待が年2回ある場合は1回分を掲載。掲載分以外の優待内容や株数区分がある場合は「~」と表記

配当・優待の総合利回りが高いものが並んでいるが、大好き銘柄のオリックス(東1・8591)は「カタログギフトで『すみだ水族館』の年間パスを選べば、利回り9%超」などのお薦めポイントがそれぞれにある。すかいらーくホールディングス(東1・3197)は地域によって割引チラシを配布することがあり、60歳以上向けの5%引きカードもある。これらを併用して優待券で払えばお得に食事ができる。

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