仕事の効率ぐんぐん上げる文房具 小さな工夫で新発想
仕事の効率性は、使う文房具によって驚くほど違ってくる。作業時間を短縮できる、「働き方改革」時代の必携文房具を集めた。
「半永久的に使える」とうたう「クリーンノート Kaite」(プラス)は、磁性シートを採用したユニークな筆記用具。専用ペンとイレーザーで何度も繰り返し使えるのが特徴だ。
中字と細字に対応した専用ペンで書き込み、付属のイレーザーで消せる。書いた線の色はやや薄めだが、素早くメモができ、鉛筆や紙、消しゴムなどの消耗品がゼロ、さらに電池も要らないというのはメリット。残しておきたいメモやスケッチはスマホアプリで撮影して保存できるのでコピー機も必要無い。
スマートウオッチの機能を取り込んだのがスマートボールペン「インフォ INF10」(キングジム)だ。メールやSNSなどの通知をペンの小型画面やバイブ、LEDなどで知らせてくれる。スマホを取り出したりスマートウオッチを見なくても通知内容が分かるので、会議や商談を中断せずにスムーズに進められる。ペン側からスマホの音量調節などの操作も可能だ。専用充電器付き。
集中力を高めて仕事の効率を上げられる文房具もある。「折りたたみ集中ブース」(カウネット・コクヨ)は、デスク上で使える簡易パーティション。
フリーアドレスなどのオフィスで広げれば、周囲の視線をカットして仕事に集中できるはずだ。内側にはペンやスマホなどが収納できるポケット付き。写真のように広げた場合、高さ450mm、幅550mm、奥行き261mmのスペースになる。
●中央の付箋から発想を広げる、アイデア出しに向いた付箋
縦横3列ずつ、計9つの付箋が並んだノート。中央のオレンジ色の付箋にテーマを記入し、そこから発想したアイデアを周囲のグレーの付箋に書くなど使い方は自由。ホワイトボードなどに貼れば、さらに発想を広げられる。
●ペンで書ける電子メモ、アラーム音で予定を通知
手書きできる電子メモパッド。メモは最大99枚まで保存できる。設定した時刻に手書きメモを画面に表示するアラーム機能も便利だ。卓上カレンダーや時計、電卓としても使用できる。
●残り時間を常に表示、期限や経過を管理する
最大99日までカウントダウン、もしくはカウントアップが設定できる小型タイマー。期限までの日数や、経過した時間を計測できる。磁石付きクリップで、メモや書類と合わせて使える。冷蔵庫などにも貼り付け可能。
●1週間の予定を俯瞰できる、スタンド可能な携帯メモ帳
1週間の予定やTo Doリストを書き込めるメモ。携帯しやすく、裏表紙を折り込むと自立し、デスク上でも確認できる。1日ごとにミシン目があり、過ぎた日をちぎり取れば、常に1週間先を見通せる。
●保護フィルム付きのインデックス、ストレス無しで書類を整理
保護フィルムが一体化したタックインデックス。従来品のようにラベルと保護フィルムを別々に貼る必要がなく、簡単にインデックスを作れる。プリンターでの印刷にも対応している。
●1つのノートカバーに2冊収納、小物用のフラップポケット付き
2冊のノートを収納できるノートカバー。三つ折り構造で、開いた右側にフラップポケットを用意。ペンや名刺、付箋などを入れておけば効率的にノートを使える。フラップはノートのしおりとしても活用可能。
●三角消しゴムと鉛筆削りが合体、小さな字でも角で楽々消せる
三角の消しゴムと鉛筆削りが1つになったアイデア商品。消しゴムの角で小さな文字もきれいに消せた。鉛筆削りの使い心地も良く、芯も驚くほど鋭く削れる。三角形なのでデスク上でも転がらないのもメリットだ。
●ひんやり冷たく感じるケース、暑くても清涼感を得られる
触るとひんやり感じる、「接触冷感素材」を使用したペンケース。暑さで仕事に集中できないときに額やほほに当てれば、冷たさで効率もアップしそう。ボックスペンケースなど、他のデザインも用意。
●にじまず、裏写りもしない「クーピー」がマーカーに
「クーピーペンシル」のマーカー版。硬過ぎず、柔らか過ぎないクーピーならではの書き味で、手帳や資料などのマーキングに使える。インクを使用していないためキャップ不要で、にじみや裏写りの心配もない。
●替え刃が次々に出てくる新発想のカートリッジカッター
替え刃を楽に交換できる仕組みを採用したカートリッジカッター。使い終えた刃を先端から押し出し、スライド部を元に戻せば次の刃が装填される。替え刃は5枚までセット可能。
●「角」専用のアイデア付箋、重要案件の見落としを防ぐ
ノートや手帳、本の角などに貼るための、三角形の付箋。角に付箋があれば目に付きやすく、ノートに書き込んだ文字なども邪魔しない。3色あり、色別にタスクを分けて使うのもいい。
●スケジュール帳のような付箋、To Doリストの管理にも向く
1日の予定やタスクを管理できる付箋。手帳やノートに貼り付けて使える。目標や時間帯ごとのスケジュール、タスクリストを1枚の付箋に書き込み、すべてのタスクが終わったら端にあるインデックスをちぎる。インデックスで進捗状況を可視化できるのは便利。
●インデックスと付箋が一体化、ページの角にきれいにセット
インデックスタイプの付箋。ページを挟み込むようにして貼るため、めくっても剥がれにくかった。角に貼るタイプと側面に貼るタイプの2種を用意している。
●覚えたら剥がすだけで元どおり、「暗記用マーカー風」の付箋
5mm方眼のミシン目が入った半透明の付箋で、好きな形やサイズに切って使う。参考書などに付箋を貼り、赤や緑の市販の暗記用シートをかぶせると、付箋の下の文字が見えなくなる。暗記したら剥がすだけで元に戻せる。
●本からはみ出ない、色の線でマーキング
本の内側に貼るインデックス付箋。色が付いた部分をページの端に合わせて貼って使う。本を閉じれば小口に付箋が線のように並ぶ。本からはみ出さないので、付箋が剥がれたり破れたりする心配が無い。
(注)価格はすべて日経トレンディ編集部調べ。税別の実勢価格。
[日経トレンディ2019年9月号の記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
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