コダックのデジカメ付きプリンター 色鮮やかな印刷

コダック「C210」(実売価格は税込み1万4104円)
コダック「C210」(実売価格は税込み1万4104円)

コダックから気軽に持ち歩けるインスタントカメラプリンター「C210」が発売された。約255gと軽量コンパクトながら、4PASSテクノロジー(昇華型熱転写方式)を採用し鮮やかな写真を手軽にプリントできるのが特徴だ。

デジタルカメラは約1000万画素で焦点距離は35mm換算で25.4mm。自撮り用にレンズ脇にミラーが装着されているのが便利だ。1.77型の液晶ビューファインダーも搭載されているので、フレーミングをちゃんと行うことができる。スマートフォン用の専用アプリがあり、Bluetoothを使って接続できる。スマホのカメラロールからのプリントや、アプリからのリモート撮影などが可能となっている。

C210はデジタルカメラがついたハンディプリンターだ。コダックらしいイエローが映える。レンズ脇には自撮り用のミラーが見える
背面には1.77型の液晶ビューファインダーと操作部がある。メニューを表示して選択するだけの簡単オペレーションだ。電源はUSBケーブルで充電する
ボディ上面には電源スイッチとシャッターボタンがあるだけ。サイドにはストラップホールを備えている。プラスチッキーなボディーである
アプリ「Kodak Instant」は無料でアプリストアからダウンロードできる。C210とBluetoothでペアリングするとこのような画面が表示される
プリント画面。撮影カットおよびカメラロールから読み込んでダイレクトにプリント可能だが、フレームをつけたり裁ち落としでプリントしたり選択も可能だ

気になる印刷画質だが、なかなか鮮やかな発色のプリントを得られる。カメラのプリントボタンあるいはアプリからプリントを選択すると、ウォーミングアップ後にプリントが開始されるのだが、印刷が終了するまで、排出口から用紙が出たり入ったりするので注意が必要だ。これはイエロー、マゼンタ、シアンのカラー染料を連続して用紙に熱転写するためで、最後に指紋などがつくのを防止するコーティングが施されてプリントが排出される。

カートリッジはペーパーとインクリボン一体型で、ボディ底面のカバーを開けて挿入する。プリントの排出は液晶ビューファインダーマウント部の反対サイドから行われる
プリント時はやや騒がしい。またペーパーがイエロー、マゼンタ、シアン、コーティングと4回ボディーを出たり入ったりする。終了までじっくり待とう

光沢があるプリントはシャープネスもコントラストも十分で、他メーカーの方式より精細感と深い色合いを感じることができた。プリント用紙はカートリッジ方式でインクリボン一体型となっている。通常のシートの他にシールタイプ用紙も用意されている。プリント時は動作音がやや大きいので静かな場所で印刷するときは注意が必要だ。C210のボディーカラーはイエローとホワイトの2色。コダックらしいイエローはカメラファンに受けそうだ。

先日「デジカメが付いた携帯プリンター シール作成も便利 」という記事で紹介したキヤノン「iNSPiC ZV-123」も持ち歩ける超小型プリンターにデジタルカメラが搭載された製品で、手軽に撮った写真やスマホ内の写真をプリントすることができるという点で本製品とよく似ている。

はたしてどちらが優れた製品だろう。ボディーサイズはiNSPiC ZV-123が一回り小さく188グラムとハンドリングは良好だ。一方C210は225グラムと重いがコダックらしい懐かしいボディーカラーが魅力的である。肝心のプリント品質だが、方式が異なるため好みの問題となってしまうが、柔らかく優しい雰囲気のプリントが好きな場合は「iNSPiC ZV-123」がいい。高コントラストで色鮮やかなプリントが好みならC210を選びたい。

搭載されているデジタルカメラ性能はどっちもどっちといったところだが、C210は液晶ビューファインダーが付いているので、簡易的なファインダーしかないiNSPiC ZV-123よりもきちんとフレーミングできる。

本体の価格は大手カメラ量販店で比較すると「iNSPiC ZV-123」は1万9000円前後で、「C210」は1万6000円前後だ。プリント用紙は20枚のもので比較すると「iNSPiC ZV-123」のものは1000円前後、C210は1500円前後となっている。店頭でプリント見本を確認してからの購入判断をオススメしたい。

次ページではC210でプリントしたものをスキャンして紹介する。

MONO TRENDY連載記事一覧