デキる就活生に「出世術」学べ 未熟でも成長求める力20代から考える出世戦略(64)

大学4年生の彼はすでに来春入社する会社を決めていたのですが、その会社以外の内定先を記した欄がありました。そこには名だたるコンサルファームが何社も記載されていたのです。これが本当だとすると、見落としている部分があるかもしれない。そう考えた私たちはあらためて質問をしました。

学生でも具体的な実績を示すことができる

弊社でのインターン面接には、インターンリーダーを同席させています。現在のリーダーは某私立大学大学院に在籍していて、極めて高い能力を発揮する、信頼できる人です。彼はこんな質問をしてくれました。

「素晴らしい会社にたくさん内定をとられていますが、そこで認められたものは何だと思いますか?」

丁寧だけれどどちらかといえば朴訥な雰囲気の彼は、淡々とこんな返事をしてくれました。

「学生時代に3つの成果を出したことだと思います。1年生の時には、成果とは学校の成績だと思っていました。そこでそれぞれの授業で一番を取ったのですが、あまり認めてもらえませんでした。そこで出すべき成果の方向性を変えてみたところ、それがうまくいきました」

「それはどういうものですか?」

「官公庁や監査法人、コンサルティングファームなどが実施しているビジネスプランコンテストなどで優勝することです。2年生から毎年1回ずつ、合計3回応募しました」

「結果は?」

「準優勝1回、入選2回と、いずれも優勝はできませんでした。けれども少なくともわかりやすい結果は示すことができました。実は今日の午前中は入選した内容について興味をもってくれたある企業とのうちあわせでした。そこで示したのがこの内容です」

そういって彼はノートパソコンを取り出し、プレゼンしたばかりの資料を見せてくれました。

なるほど、と私とインターンリーダーは視線をあわせました。そして彼を弊社のインターンに採用することを決めたのです。

なぜうちで働きたいのかを具体的に示せる

3年生の別のインターンは、応募時点から少し変わっていました。

「働く気はありませんが、御社でなら働いてみたいと思いました」というような応募の連絡をくれたのです。

個人的に変わった人が好きなので、まずは会ってみて、話を聞いてみようと思いました。

「就職活動はしていますか?」

「いえ、していません。就職も選択肢ではあると思いますが、それ以外の選択肢もあると思うので」

「それはなに?」

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