日経エンタテインメント!

「-」は昨年20位圏外

初登場は和牛、千鳥、脳みそ夫、博多華丸の4組。それぞれ売れっ子になってからもネタを披露し続けているのが共通点で、ひな壇のみならずMCも務められる万能型の芸人がランクインする傾向が読み取れる。

初登場で6位になった和牛は「ネタが面白いから」(79%)が一番の理由だった。『M-1グランプリ』で“3年連続準優勝”という実績が評価の基盤となっており、今年はそれに伴って地元関西を中心に冠番組が立て続けにスタート。全国ネットでも4月から『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)のレギュラーになるなど、知名度をどんどん高めている。

また、「博多大吉さんやバカリズムさんのようなクレバーな人は、お笑い番組だけでなく、様々なジャンルの番組に呼ばれる」(41歳性別不詳)というように、お笑い以外の要素も「好き」に選ばれる要因。最近はドラマや映画の脚本家として名前が出ることが多く、2年ぶりに20位内に入ったバカリズムはその好例だろう。

ランキングの中でひと際目を引くのが17位の脳みそ夫。テレビではそんなに見かけなくなっている彼だが、2017年に発表した『脳みそ夫体操』が昨年上半期にかけて動画共有アプリTikTokで爆発的にヒット。あてぶり動画がスマホネイティブ世代を中心に30万件以上も投稿されている。このような新サービスを通じて人気になる芸人が、テレビ芸人に食い込んでくるケースは今後も増えていくかもしれない。

調査概要:現在活躍しているお笑い芸人の人気度を測る世論調査を実施
質問項目:編集部がピックアップしたお笑い芸人301組を対象に、「一番好きな芸人」「一番嫌いな芸人」「この1年で最もブレイクしたと思う芸人」「これから1年で消えると思う芸人」の4項目について当てはまる芸人をそれぞれ1組選択。併せて、その理由も各設問の選択肢(5項目)からいくつでも選んでもらった。
調査方法:インターネット調査
調査期間:2019年4月3日~17日
回答者:日経BPコンサルティング調査モニターより1000人が回答。ウエイトバック集計。男女比は半々。25~34歳:28%、35~44歳 :36%、45~54歳:36%

(ライター 遠藤敏文、木村尚恵)

[日経エンタテインメント! 2019年8月号の記事を再構成]

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