powered by 大人のレストランガイド

リスクから逃げない いつも前向きにさせてくれる店大塚家具の大塚久美子社長

テレビ東京「Newsモーニングサテライト」のシリーズ企画「トップの勝負めし」第10回のゲストは大塚家具社長の大塚久美子氏(51)だ。

東京・有明の大塚家具本社からほど近くに、社長の大塚久美子氏が足しげくかようレストランがある。「RISTORANTE OZIO(リストランテ オッツィオ)」は、都会の喧騒(けんそう)から離れた雰囲気の中で、イタリアの伝統料理が味わえると評判の店だ。大塚社長は、サービスなど店の細部にいたるまで把握するほどこの店を大切にしている。

父親との経営権をめぐり、世間を揺るがせた「お家騒動」から4年がたった。従来の会員制を廃止し、店舗面積を縮小するなど改革を進めるものの、顧客離れによる販売不振の流れからは抜け出せていない。大塚家具の2018年12月期の単独決算は最終損益が32億円の赤字となり、3年連続の最終赤字となった。

インタビューに答える 大塚久美子氏

崖っぷちの中にある大塚社長は、新たな販路を中国に求めた。高級高齢者住宅の内装や空港のVIP専用ラウンジのインテリアなどにもニーズがあるとふんでいる。

18年12月、中国の家具販売大手の居然之家(イージーホーム)との業務提携を決断。大のイタリア料理好きという汪董事長との交渉場所には当然、この店を選んだ。

勝負めしの1品目はマンゴーとフォアグラ、そしてカモ肉をぜいたくにあしらったサラダ。エスプレッソ風味のフォアグラのテリーヌは店の定番料理だ。

続いて2品目はパスタ。甘みと酸味のバランスが絶妙なイタリア産トマト、ダッテリーニを使ったソースに太めのパスタ、ベルミチェッリを合わせる。ソースは煮詰めすぎずほどよい酸味を残すことであっさりといただくことができる。

「おいしいものを食べているときはポジティブな気持ちになる。いろいろなことも話しやすくなる」。見込み通り、大詰めを迎えた協議の円滑な進行に、この店が一役買った。

だが、2020年4月期の業績予想に中国事業は織り込めていない。資金繰りに窮して中国企業を見つけた経緯もあり、行き当たりばったりとの厳しい見方もある。

取材の最後にメッセージをお願いした。

「リスクを避けるばかりが人生ではない」

自身を奮い立たせるかのように言葉を紡いだ。

マンゴーとフォアグラ 自家燻製鴨肉のグルメサラダ
ベルミチェッリのアマトリチャーナ
RISTORANTE OZIO(リストランテ オッツィオ)
東京都江東区有明3-1-15
(電話)03-6700-0210
朝7:00(モーニングブッフェ)~
昼11:30~
夜17:30~23:00
無休

これまでの記事は、「トップの勝負めし」からご覧ください。

[映像プレーヤーに倍速再生の機能が加わりました。ただし、Internet Explorerなど一部のブラウザではお使いになれません]

メールマガジン登録
大人のレストランガイド