SDGsって何? 一歩踏み出すヒント、企業人に示す紀伊国屋書店大手町ビル店

「女性活躍」や「働く人の健康促進」など、日本で関心の高いテーマを取り上げながら、既に始まっている先駆的な具体例もたっぷりと紹介されているから、自社の取り組みを考え始めるときに参考になるだろう。

「SDGsと5Gの入門書が同じシリーズで相次いで出て、どちらも好調な売れ行き。2つのテーマへの関心が高まっていると感じる」と、ビジネス書を担当する西山崇之さんは話す。SDGs関連では主に金融業界向けの専門的な解説書『サステナブルファイナンスの時代』といった本も売れ筋になっている。

新書1位は『夫婦幻想』

それでは、先週のベスト5を見ていこう。今回は新書のランキングを取り上げる。

(1)夫婦幻想奥田祥子著(ちくま新書)
(2)世界標準のスイングが身につく科学的ゴルフ上達法板橋繁著(講談社ブルーバックス)
(2)SDGs入門村上芽・渡辺珠子著(日経文庫)
(4)日本社会のしくみ小熊英二著(講談社現代新書)
(4)アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」中川裕著(集英社新書)

(紀伊国屋書店大手町ビル店、2019年7月22~28日)

1位は、現在の夫婦のあり方を長期の継続取材から見つめ直した本。著者は『男性漂流』『「女性活躍」に翻弄される人びと』などの著作がある新聞記者出身のジャーナリストだ。科学書シリーズのブルーバックスから出たゴルフ上達法の本と、今回紹介した入門書が同数の2位に並ぶ。4位には「日本の働き方」成立の歴史的経緯をたどり、その是非を問う600ページを超える大部の論考と、人気漫画「ゴールデンカムイ」のアイヌ語監修者による公式解説本が同数で並んだ。SDGsと並んで好調な売れ行きの入門書『5Gビジネス』(亀井卓也著、日経文庫)は7位だった。

(水柿武志)

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