こづかい交渉・ムダ遣い… 子どもに「お金」学ばせる「子どもに金銭教育」をマネーハック(1)

社会人の楽しみの一つにボーナスをどうやりくりするかがあります。子どもにも毎月のおこづかいでは得られない額をどう使うかを悩ませ、考えさせて、そして楽しませてみてください。

できれば「もらったその日に家電量販店」ではなく「しばらく悩んで考えた上での買い物」にしたいところです。そこは親として子どもと語り合いながら「落とし所」を導いてあげるといいでしょう。

失敗させるのもまた「お金の教育」と考えてみよう

お年玉のような高額の収入を得ると、子どもは(親からすれば)バカなムダづかいをしたがるものです。このとき親として止めるべきかというのは、難しい問題です。

失敗させたくないのは親心として当たり前ですし、お年玉をくれた親戚には申し訳ない気持ちになりますから、有意義に使ってほしいと思うのも当然です。

しかし、お金の使い方を学ぶ機会だと考えた場合、「失敗するのもまた経験」と思います。社会人になってから、飲み会で羽目を外して終電を逃し予定外の支出をしたり、衝動買いした服を数度しか着ないといった失敗をやらかすこともあります。給与日まで食費を削って暮らすこともあるでしょう。

お金で同じような失敗をするなら、子どものうちにやらかして貴重な教訓とするほうがいいと思います。それこそスマホゲームのガチャ(電子くじ)に1万円つぎ込み、結果が出なくてあぜんとするような使い方もあっていいと思います。

しかし、失敗した以上は「なぜ失敗したのか」を子どもに考えさせ、これからは感情のコントロールを学ぶ必要があることを教える機会としたいものです。

二度三度、同じ失敗を繰り返さなければ、「一瞬で消えた1万円のお年玉」は「一生残る経験という財産」になるのではないでしょうか。

マネーハックとは ハックは「術」の意味で、「マネー」と「ライフハック」を合わせた造語。ライフハックはIT(情報技術)スキルを使って仕事を効率よくこなすちょっとしたコツを指し、2004年に米国のテクニカルライターが考案した言葉とされる。マネーハックはライフハックの手法を、マネーの世界に応用して人生を豊かにしようというノウハウや知恵のこと。
山崎俊輔
フィナンシャル・ウィズダム代表。AFP、消費生活アドバイザー。1972年生まれ。中央大学法学部卒。企業年金研究所、FP総研を経て独立。退職金・企業年金制度と投資教育が専門。著書に「読んだら必ず『もっと早く教えてくれよ』と叫ぶお金の増やし方」(日経BP)、「スマホ1台で1000万円得する! マネーアプリ超活用術」(PHP研究所)など。http://financialwisdom.jp
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ビジネスパーソンの住まいと暮らし
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