「人間の体こそ愛してやまないもの」アルマーニが語る
医者志望から41歳でデザイナーへと転身した、遅咲きとも言えるファッション界の帝王……。ここで、一大帝国を築き上げたアルマーニの名言を振り返り、彼の言葉をあなたの人生に刻んでください。きっと、参考にできる言葉がいくつもあるはずです。
ファッション大国イタリアの中でも、「いま最も世界に誇れるデザイナーのひとりは?」と訊けば、誰からも確実にジョルジオ・アルマーニの名前があがることでしょう。
そんな氏は、7月11日で85歳になられました。そこで、彼がいままでに残してきた名言をここに振り返ってみましょう。エレガンスについて、ビジネスについて、女性について…いまなおモードの第一線を走り続ける彼の、ストイックな生き様や徹底した美学が込められた言葉には、無限のパワーが宿っています。
01. 「ファッションデザイナーになろうだなんて、昔はこれっぽっちも夢見たことはありませんでした」
2006年、CNNのインタビューにて。
02. 「人間の体こそ、私が何よりも本当に愛してやまないもの」
2008年、『インタビュー・マガジン』にて。
03. 「エレガンスとは、身のこなしです。高価なジャケットを着ているからエレガントというわけではなく、ふるまいが美しければ、安いジャケットでもエレガントに見せることができます」
2019年、来日時の会見にて。
04. 「私のスタイルが、人々の自己表現方法を変えたのです」
2008年、『インタビュー・マガジン』にて。
05. 「スーツであれジャージーであれ、私の美意識はシンプルさ、エレガンス、快適さがすべてなのです」
2016年、『Highsnobiety』のインタビューにて。
06. 「その人のキャラクターとパーソナリティーこそが、真のスタイルを授けるのです」
2019年、来日前のインタビューにて。
07. 「エレガンスと魅力を持ち、ファッションに乗っ取られるのではなく、うまく活用する女性が私は好きです」
2008年、『インタビュー・マガジン』にて。
08. 「レディー・ガガの衣装を着こなせる人など、誰もいないと強く確信しています。でも、レディー・ガガの衣装をつくったのと同じ男がつくったジーンズなら、着こなせるかもしれませんね」
2012年、CNNのTV番組にて。
09. 「妥協したことは一度もありません」
2004年、『ザ・ガーディアン』のインタビューにて。
10. 「もっと柔軟に服を着ることを、現代のライフスタイルは私たちに求めています」
2016年、『Highsnobiety』のインタビューにて。
11. 「デザインをし、最後までやり遂げ、問題を解決するという私のこの無限の能力が、ほかのことも絶対にやるべきだと私に思わせるんです。でないと、時間のムダ使いだぞ…とね」
2008年、『インタビュー・マガジン』にて。
12. 「私がいなくとも、"アルマーニ"が存在し続けることを願っています」
2004年、『ザ・ガーディアン』のインタビューにて。
13. 「すべてのものがグラマラスなわけではないと、戦争が教えてくれました」
2012年、CNNのTV番組にて。
14. 「小さい胸を大きくする必要はない。私はナチュラルな女性を見るのが好き。女性は歳をとることに対して、勇敢でなければ…。実年齢より若く見られようと必死になる必要もない。女性の体は時とともに、よりよくなるのですから…」
2015年、アイルランドのTV番組にて。
15. 「私はつねに、よりよい成果を残さなくてはなりません。完璧主義であること、新しいゴールをつねに求めて、それを達成すること、その心構えが人生に深い意味を与えてくれるからです」
2013年、『テレグラフ』のインタビューにて。
BY HARPER'S BAZAAR JP AND JOJI INOUE
[ウェブサイト『ESQUIRE』2019年7月11日公開の記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。