時計

薄いのがお好き? 厚いのがお好き? 腕時計 基礎講座 (5)

2019/8/2

身近でありながら奥深い腕時計の世界。耳なれない専門用語も多く、つい及び腰になってしまう人もいるかもしれません。けれどもう心配ご無用。NIKKEI STYLE の新米記者とベテラン編集長の凸凹コンビが基礎の「キ」からご案内します。

【第1回】機械式かクオーツか、それが問題だ
【第2回】ああ、愛しきクロノグラフ
【第3回】たかがカレンダー、されどカレンダー
【第4回】ワールドタイム、世界は私を中心にまわっている

編集長はどっち派ですか?

どっち派って、そりゃ君、用途によって使い分けるべきだろうな。

?????

かしこまった席なら断然、薄いほうだよ。そもそもフォーマルの世界でいえば、プレシャスメタル、薄型、2針と相場は決まってる。

えっ???

カジュアルな雰囲気で楽しむなら、厚いのも捨てがたいな。2000年頃からずっとブームが続いて来たデカ厚だけど、見た目のインパクトはやっぱりこっちのほうが優勢だよね。大きくて厚い分、デザインも複雑にできる。

いやっ、その、しょきばらい

そう! ショック。タフさでいえば断然デカ厚だよな。感心感心、よく勉強してるな。耐衝撃性、防水性のどちらも、薄型より上だ。でも、そんな厚いほうが好きな君にも、薄型の良さもわかってほしいなぁ、僕は。

"完全に時計の話にすり替わってる……。"

そもそもデカ厚ブームは残念ながら少し下火なりつつあるんだよな。ここ数年、多くのブランドが極薄を発表してるんだよ。サイズも小径化が進んでるし。ピアジェやジャガー・ルクルトなんかの極薄時計はすごいぞ。耐衝撃性も上がって、日常でも十分に使えるレベルだ。

ケース
時計の駆動装置(ムーブメント)を格納する外装部品。

ケース径
竜頭(りゅうず)部分を含まないケースの直径、もしくは横幅。単位はミリメートル(mm)。通常、時計の大きさはケース径で表す。

デカ厚時計
高い防水性能や耐衝撃性を備え、さまざまな機能を盛り込んだ「デカくて厚い腕時計」のこと。潜水部隊向けなど軍用時計専門だった「パネライ」が1998年、ケース径44mmのモデルで国際見本市「ジュネーブサロン(SIHH)」に登場したことからブームに。

極薄時計
ケース厚が10mm以下、5mm程度の時計。ムーブメントの場合、厚さ2.5mm程度が目安となる。軽量で装着感に優れる。「ピアジェ」「ジャガー・ルクルト」「ブルガリ」が知られる。

片平編集長

某新聞社の機械式時計大好きな編集長。機械式時計の話をし出すと興奮する。

本橋さん

新米時計担当編集者。ときに女性らしい目線でするどい質問をする。

川辺くん

「おしゃれで仕事も出来るオトコ」を目指す若手記者。日々モノ選びを研究。

監修:安藤夏樹(プレコグ・スタヂオ)

【第1回】機械式かクオーツか、それが問題だ
【第2回】ああ、愛しきクロノグラフ
【第3回】たかがカレンダー、されどカレンダー
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