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引く手あまたのデータサイエンティスト 学生は及び腰?

2019/8/9

大学ではデータサイエンスを学べる学部や学科の創設が相次いでいる

膨大なデータから機械学習や統計学などの知識を駆使し、新しいビジネスの糸口や課題解決への道筋を引き出す「データサイエンティスト」。デジタルシフトの時代において、IT(情報技術)企業だけでなくメーカーや小売りなどあらゆる産業で引っ張りだこの人材で、「21世紀で最もセクシーな職業」とも称される。これだけ期待が高まるデータサイエンティストだが、実は就活生は二の足を踏むという調査結果が出ている。そのミスマッチの謎を追った。

■就活生「どの程度のプログラミングスキルが必要かわからない」

20年卒の大学生を対象にしたマイナビの調査(19年4月24~30日実施、有効回答数7342人)では、データサイエンティストの志望者はわずか3.3%。さらにデータサイエンティストやシステムエンジニア、ITコンサルタントなどを含む「AI・IT関連の職種」について「志望しない」と答えた学生の割合は75.4%にも上った。

実際、学生に話を聞くと「とても興味はあるが、ハードルが高そう。特に文系学部からは厳しいのではないか」(都内私立大学3年の男子学生)といった声は少なくない。

大学でデータサイエンスを学んでいる学生からはこんな声も聞こえてきた。「志望しているスタートアップ企業はデータを活用してどのようにビジネスを展開していこうとするのか、よくわかりません。企業側のニーズやビジョンがわからないと、自分のスキルが生かせるかどうかの判断ができない」(筑波大学4年の男子学生)

マイナビの調査でも、データサイエンティストを含むAIに関わる職種を「志望する」とした学生の6割以上が「企業からどの程度のプログラミングスキルを求められるのか基準がわからないことに困難を感じる」と回答。データ活用の詳細は外部には明かせない情報ではあるが、企業側がデータ活用に関してどんな人材を求めているかきちんと伝えきれていないことも、学生側が戸惑う要因になっているようだ。

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