マネー研究所

美味しいお金の話

消費増税前、まとめ買いは不要? ブランドか日用品か ファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢

2019/8/2

■もともと非課税なものも向いていない

土地、生命保険、家賃、金券、公的医療保険が適用となる医療費、フリマアプリでの個人間取引や中古不動産を個人から買う場合などは、もともと非課税のため、消費税の影響を受けていません。需要と供給など、他の要因で価格が変わる可能性はありますが、消費税の影響という観点だと急いで買う必要はないでしょう。

■それでも駆け込み購入したい人は

消費税の課税対象で価格変動があまりなく、消費期限が短くないものとなると、比較的高価なものやブランド価値が高いものは買って有利になりやすいと考えられます。

百貨店で購入するような商品や、街のドラッグストアではなく取り寄せで購入しているシャンプーなど、自分の中でこだわりがある日用品は1回分程度、多めに買っておいてもよいかもしれません。

回数券やアミューズメントの年間パスポートなども比較的値が張るうえ、買ってしまえば増税後も同じ回数使えるとなると、ヘビーユーザーなのであれば、買うと有利な可能性が高いでしょう。価格のコントロールが厳格で、セールにあまりならないブランドの商品、宝石、墓石なども購入候補になります。

■白物家電、現行モデルはもともとの「買い時」と一致

エアコン、冷蔵庫、洗濯機などの白物家電は、新発売時の価格と、次の新しいモデルが出る前の価格の差が比較的大きいため、消費税増税前に購入すべき商品の特性からは外れることになります。

ただし、これらの商品は、例年10月に新モデルが発表され、8~9月は現行モデルが割安に購入できる「買い時」とされています。そのため、増税前の駆け込みルールとは外れますが、もともと家電の買い替えを予定していた人であれば、購入を検討してもよさそうです。

「2%の支出増」と考えると、8%のうちにまとめ買いをしておきたい気持ちになりますが、もともと2%以上価格変動があるものや、慌てて買って、より多く使ってしまいそうなものを購入するのは有利ではありません。セールにならず、日ごろと変わらぬペースで使いそうなものがあれば、少しだけストックしてもよいかもしれません。

買い物の基本スタンスとしては「必要な物を、必要な時に、必要な分だけ購入する」のがおすすめです。

風呂内亜矢
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳でマンションを購入したことをきっかけにお金の勉強を始める。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。最新刊「ほったらかしでもなぜか貯まる!」(主婦の友社)など著書・監修書籍も多数。管理栄養士の資格も持つ。http://www.furouchi.com/

マネー研究所 新着記事

ALL CHANNEL