消費増税前、まとめ買いは不要? ブランドか日用品かファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢

日用品も目玉商品や特価になることが多く、慌てて購入する必要性は低くなる=PIXTA
日用品も目玉商品や特価になることが多く、慌てて購入する必要性は低くなる=PIXTA

10月に消費税率が8%から10%に引き上げられる予定です。購入費用が2%増えることになるため、税率が上がる前にまとめ買いをしておきたい気持ちになるかもしれません。しかし、増税前に買ってよいと言えるものは、意外と多くなさそうです。今回は消費税増税前に買ってよいものはどんなものか、考えてみたいと思います。

価格が2%以上変動するものは駆け込み購入に向いていない

以前の記事で、住宅購入は消費税増税の前と後でどちらが有利かを考えました(「住宅購入、消費増税前後どっちが得? ローン減税拡充」)。税率により、適用される制度の違いはありますが、そもそも住宅価格は常に変動していて、2%以上のアップダウンもあり得るため、消費税増税を理由に住宅を買うことは避けたほうがよいとお伝えしました。

住宅と同じように、日ごろから2%以上の価格変動があるものは、増税前のまとめ買いに向いていません。トイレットペーパーや洗剤などの日用品も目玉商品や特価になることが多く、2%以上安く買えることがあることを考えると、慌てて購入する必要性は低くなります。

消費期限の短いものも向いていない

今回の消費税増税では軽減税率が適用されるため、食料品は8%の税率が維持されます。そのため、食料品のまとめ買いは基本的には必要ないと考えられます。

食料品のうち、アルコールや医薬品・医薬部外品などにあたる栄養ドリンクなどは10%の税率が適用されます。そうしたものはまとめ買いしたくなるかもしれませんね。

しかし、消費期限があるものをまとめ買いすると、いつもより消費するスピードが速くなってしまうことが考えられます。普段よりも2%速いペースでお酒を飲んでしまうことなどがあるようであれば、こちらも家計にとっては得策とはいえません。

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