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「nomuno2924」の発表会で、ノムノの蔵石社長と並ぶ石垣社長

――自社商品もメニューに入れているということは、やはりアンテナショップとして情報収集をするなどのことを狙っているわけでしょうか。

消費者とのリアルな接点を持つことです。当社は麦茶やビーフジャーキーなど消費者向けの商品を製造していますが、それらは小売店で扱ってもらっていて、お客様に直接接する機会はありません。そこで、「nomuno2924」をアンテナショップとして、自社商品のマーケティングを行ったり、新商品開発の拠点としたりすることが狙いです。ここで得た経験と情報から、新しい商品のアイデアが得られること、また、飲食店向けの商品の開発なども手がけていきたいと考えています。

当社はほかに、ECと卸売りを手がける新日本機能食品という会社と、飲食店のオペレーションを手がけるエムアンドオペレーションという会社も子会社としています。新しい商品の新しい流通を新日本機能食品で展開すること、飲食店運営のノウハウをエムアンドオペレーションで生かしていくことも期待しています。

――石垣食品というと「フジミネラル麦茶」のイメージが強いのですが、ビーフジャーキーも製造しているのですね。現在の主要な事業はどのような構成でしょうか。

確かに、ビーフジャーキーの商談で「麦茶の石垣食品さんと同じ会社なの?」と聞かれることなどはあります。現在製造・販売している主なものは、麦茶、ごぼう茶などの健康茶、ビーフジャーキー、そしてカップめんの乾燥具材です。

「麦茶のイメージが強く、『ビーフジャーキーもやっているの』とよく聞かれます」と石垣社長

――意外な横顔です。それぞれの商品についてうかがいたいのですが、まずヒット商品の「フジミネラル麦茶」はどのようなことから生まれた商品だったのでしょうか。

創業者(故人)は食品について、新しいことを考えることが好きなアイデアマンでした。いつもいろいろなものを考えていましたが、家庭で麦茶を手軽に作れるようにしたら売れるだろうと考えたのが、「フジミネラル麦茶」を開発するきっかけでした。

かつて麦茶と言えば、お湯で煎じて、それを冷やして、飲むのはだいたい翌日からというものでした。暑い季節に熱い湯を使うのがたいへんだったし、手間と時間がかかった。これを水出しにできたら売れるだろうと考えたわけです。

――普通の麦茶は水出しはできないのですか。

焙煎したオオムギをそのまま水につけておいても出ません。水出しにするにはひき割りする必要がありました。そして、それだけでは商品になりませんでした。ティーバッグにしたわけですが、水出し麦茶に合う浸出性がよく強度もあるティーバッグはそれまでありませんでした。また、香りを逃がさない外装フィルムも必要でした。これらを、包材メーカーと一緒に開発することになり、アイデアから製品化までは時間がかかりました。

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