ジムウエアに野性味不要 ベーシックカラーが筋肉映えファッションディレクター 清水久美子

写真はイメージ=PIXTA
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昨今は、空前のフィットネスブーム。仕事のできる男女ほど、ジムに通う時間を確保し、汗をかいている、というのは、もはやNYだけの光景ではありません。健康になった、スタイルがよくなった、メンタルがタフになった、などなど、ジム通いの恩恵は、もちろん数多くあるものです。けれど、そんな恩恵の中に、「……出会いがあったの」というのも昨今のジム事情。そう、今やジムは、西麻布のバー、代官山のカフェなどと同様、恋が生まれる出会いの場ともなっているのです。




■男性目線と女性目線は大いなるすれ違いが…

そもそも向上心の高い人たちだから通うのが、ジム。ジムの出会いは、「ムダがないのよね……」というのは丸の内かいわいの聡(さと)い女性たちの間では、もっぱらの評判です。そうなってくると、当然気が抜けないのが、ジムでのファッション。己の筋肉を追い込むことだけに集中したいのは、やまやまでございましょう。けれども、そんな一心不乱の男性の姿は、実は女性にとっては、極めて大好物。野球やサッカーなどの試合中の選手の姿に惜しみなく熱い視線を送るように、上腕三頭筋を鍛えている真剣なまなざしの男性を、ついマシンの横から見つめたりするのが、素直な女心なのです。

ほどよく自然なフィット感の、筋肉映えするカッティングのウエアを選べば、ジムの中で際立った存在に=PIXTA

鍛えているストイックな姿をご披露、かつ、センスの良さも感じさせれば、恋の初手からのアドバンテージはかなりのもの。ミラーチェックで追い込んだ筋肉だけでなく、視線チェックも楽しくなるハッピージムライフと相成るのです。

けれど「オッケー、じゃウエア新調するか」と、足腰軽くスポーツショップに行く、心の筋肉も柔軟なそこのお方、しばしお待ちを。男性目線と女性目線の大いなるすれ違いが、ファッションにはありますが、ことスポーツウエアに関しては、その傾向がダントツで顕著。ジムウエアとなると、いきなり心のギアが入り自分を鼓舞するような、強い色、柄に走りがちではありますが、そんな野生のオス度の高いチョイスは、怖そうなだけで逆効果。そう、女性は永遠にタキシード好きなもの。どこかストイック、かつ、さりげなくこだわったこなし技が好まれるのは、ジムウエアも同様なのです。ワイルドでなくジェントル。言うならば、ジムダンディーなファッションが女性の心拍数をあげるコツ。では、そのポイントは何でしょうか。筋肉にも女心にも効く、ジムウエアのコツはこちらです。

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