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組み合わせ77通り 好みの音作るイヤホン工作に挑戦 「年の差30」最新AV機器探訪

2019/8/14

自分の好きな音が作れるという「イヤホン自作」に挑戦してみた

夏休みといえば思い出すのは「工作」という人も多いのではないか。今回取り上げるのは、分解してパーツを変えることで音を変えられるというイヤホン。実際にどんな作業を行うのか、昭和生まれのオーディオ評論家と平成生まれのライターが体験した。

◇  ◇  ◇

ヘッドホン・イヤホンブランド「final」を展開するS’NEXT(エスネクスト)は2018年11月、自分で音をチューニングできるイヤホン「MAKEシリーズ」を発売した。同社は以前から自分だけの音を見つけるためにイヤホン組み立て体験会を行っているが、MAKEは同じ楽しみを自分で体験できる製品だ。クラウドファンディングサイトMakuakeを活用し目標金額200万円でスタートしたところ、その約17倍となる3495万円の支援が集まったという。

自分だけの音が作れるイヤホン作りとはどんなものなのか。工作が苦手な平成世代のライターと、元測定器メーカーのエンジニアという経歴を持つ昭和世代のオーディオ・ビジュアル評論家が体験した。

■手を動かせばオーディオが好きになる

小沼理(27歳のライター。以下、小沼) 今日はイヤホンを自作できるイベントを開催している、S’NEXTに来ています。工作教室なんて夏っぽいですね。

小原由夫(55歳のオーディオ・ビジュアル評論家。以下、小原) 小沼さん、図工は得意でしたか?

小沼 いえ、まったく駄目ですね……。イヤホンを作るって、どこから作るんだろう? かなり心配です。小原さんは最近、スピーカー作りにハマっているそうじゃないですか。

小原 犬小屋だったスペースを改造して工作部屋を作ったんです。最近は塗装にもこだわっているんですよ。写真、見ます?(※写真は記事末のプロフィル欄に掲載しています) まあ、今日は小沼さんのお手並み拝見というところですね。S’NEXTの細尾社長と平井さん、よろしくお願いします。

小沼 最初にS’NEXTがどんな会社なのかを教えていただけますか?

細尾満さん(S’NEXT代表取締役社長。以下、細尾) 「final」というイヤホン・ヘッドホンの自社ブランドの企画開発を中心に行っています。その他には音響のコンサルタント、他社ブランド向けの企画開発などですね。

小原 イヤホンの自作イベントを開催するようになったのはどういうきっかけだったのでしょう?

細尾 実際に手を動かしてみることで、オーディオを好きになってもらいたいという思いからです。1回作ってみて、面白いと感じたら記憶に残るじゃないですか。その体験があれば、いずれ良いイヤホンを買うこともあるかもしれないし、細くてもいいから長くオーディオを楽しんでもらえるんじゃないかと思っています。

小沼 いつ頃から開催しているのですか?

細尾 8年ほど前からです。finalショールームの他、ヨドバシカメラマルチメディアAkiba店などでもイベントを開催しています。多いときには2日で300人ほどの方が体験しにきたこともあります。

小沼 300人! すごいなあ……。ちなみに、みんなきちんとイヤホンを完成させられるんですか? 僕は工作が苦手で、ちゃんと音が出るのか心配なんですけど……。

細尾 心配ありませんよ。開催しているイヤホン製作イベントには小学生も参加するくらいですから。

■好きな音を探す楽しさ

平井晃治さん(S’NEXT国内営業部。以下、平井) 今回お二人には、この「MAKE1」というイヤホンを使用してご体験いただきます。箱を開けてみてください。

小原 あれ、もう完成品のイヤホンが入っているじゃないですか。

final「MAKE1」。中には完成品のイヤホンに加え、ドライバーやピンセット、フィルターなど、音のチューニングを試すためのキットが一式入っている。直販価格は5万9800円

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