今注目している「モノ」はランニングマシンです。10月からアルバム「いちご」を携えた全国ツアーがはじまるので、体力づくりをしたくて。けど、恥ずかしいからわざわざジムには行きたくない(笑)。家にランニングマシンがあれば、掃除とか料理の合間に走れそうだし、家で全部事足りるのがいいなって。

今、気になるモノは「ランニングマシン」。理由は「体力づくりはしたいけど、恥ずかしいからジムには行きたくない」からだという

刺激もらったあいみょんの言葉

アルバム「いちご」のレコーディングでも、このフリースタイルを履きました。15周年の節目だからベスト盤やセルフカバーという案も出ましたが、新しい自分を見てもらいたくて全新曲のアルバムにこだわりました。

というのも、10周年が私の大きな目標だったんです。そこへ向かってがむしゃらに突っ走ってきましたが、「さて、次はどうしよう」と考えたとき、一人で進める強さを身に付けたいと思いました。この5年は、新しいことしかしない「修業」期間だと位置づけて、自分をピンチに追い込んできました。楽曲やライブの作り方、やり方もこれまでの方程式は全て取っ払ったし、知らない人ばかりのバンドにぽんと放り込まれても即興で歌えるような対応力も少しずつ身に付けました。

「いちご」は、それら修行の集大成のようなイメージ。明るく元気に歌うだけじゃなく、囁(ささや)くような歌声や優しく伸びやかなボーカルなどいろんな歌唱に挑戦できたのも修行の成果だと思っています。

1曲目「Continue」をあいみょんちゃんに作ってもらったことも、新しい取り組みです。キャリアを重ね、新しいアーティストさんが出てくるたびに「私ももっと頑張らなきゃ」と思っていました。それは原動力でもあったけど、どこか気を張っている部分にもなっていて……。でも、この5年で気づいたんですよね。「ここまで続けてこられたのだから、変なプライドはいらないな。リスペクトする人たちと、もっと自由にやればいいんだ」って。

あいみょんちゃんは、出てきた時から注目していて「一緒にやりたい」と思っていたけれど、ここに来てやっと頼むことができました。彼女もまた、ソロの女性アーティストに楽曲を提供したことがなかったそうですが、以前から私の曲を好きで聴いてくれていたそうで快諾してくれました。

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「誰かのため」よりまず「自分のため」