新設投信ランキング 為替ヘッジありはコストに注意

日経マネー

写真はイメージ=123RF
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今回は過去6カ月間(2018年12月~19年5月)に新規設定された国内全公募投資信託の当初設定額ランキングを紹介する。首位は「ティー・ロウ・プライス 世界厳選成長株式ファンド Bコース(資産成長型・為替ヘッジなし)」で344億円となった。

ティー・ロウ・プライス・ジャパンは米老舗運用会社の日本法人で、国内で公募投信を立ち上げるのは初めて。単独の取扱会社となった野村証券の販売力も手伝い、同投信を含めた4コース合計で、700億円超のヒット商品となった。分配金よりも基準価額の上昇を重視する「資産成長型」のコースが資金を集めたのは、最近の金融機関の投信販売スタンスの一端が表れた結果と言えるだろう。

ランキングを見ると、外国資産を投資対象とする投信が目立つ。為替変動リスクを回避する「為替ヘッジあり」のタイプも5本入った。ヘッジあり投信に投資する時に気を付けたいのがヘッジコスト。円と投資対象通貨の短期金利差がコストの中心だが、日本は超低金利下なので、ドルの場合、短期金利差は足元で約2.5%になる。

また、外国株投信、外債投信は海外の再委託先へ支払う手数料などもあり、実質的な信託報酬は高め。高利回り債券や高配当株を投資対象としながらも、ヘッジコストや信託報酬でコスト負けしてしまう投信も多いので注意が必要だ。

(格付投資情報センター)

[日経マネー2019年9月号の記事を再構成]

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日経マネー 2019年 9 月号

著者 : 日経マネー編集部
出版 : 日経BP
価格 : 750円 (税込み)