2020年東京五輪の開幕まで1年となった24日、大会公式時計を担うスイスの高級時計ブランド「オメガ」は、JR東京駅(東京・丸の内)の駅前広場に、オリンピック・パラリンピック開幕までの残り時間を刻む「カウントダウンクロック」を設置した。
駅舎前の丸の内中央広場に設けられた大型時計は、高さ約4メートル、幅約3.2メートル、重さ約3.5トンのデジタル式。大会エンブレムと昇る朝日をモチーフにしたデザインを採用した。片面は五輪開会式まで、もう一方の面は来年8月25日に始まるパラリンピックまでのカウントダウンを表示する。
この日の発表会には、大会組織委員会の森喜朗会長、東京都の小池百合子知事、JR東日本の深沢祐二社長らが出席。オメガを傘下に持つスウォッチグループの日本法人、スウォッチグループジャパンのクリストフ・サビオ社長は「公式タイムキーパーとして、世界最高のアスリートが集う大会で、世界最高峰の技術を示したい」とあいさつした。
オメガは同日、東京五輪を記念した2種類の限定モデルを発表した。大会エンブレムをモチーフにした「シーマスター アクアテラ 東京2020 リミテッド エディション」と、日の丸をイメージした「シーマスター プラネットオーシャン 東京2020リミテッド エディション」で、それぞれ世界限定2020本。
オメガは1932年以来、28大会でオリンピックの公式タイムキーパーを務めていて、東京五輪は29回目の大会となる。
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