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脚のむくみに肩こり 女性の悩みこそ筋トレで解消

2019/8/6

筋トレをする女性は増えているように見えるが…。写真はイメージ= (c)dolgachov-123RF

体の健康を保ち、いつまでもパワフルに働くには、正しい運動と食事、そして休息のバランスが取れた生活が必要だ。そこで、著名なフィジカルトレーナーである中野ジェームズ修一さんに、遠回りしない、結果の出る健康術を紹介してもらおう。今回は、女性が健康のために運動するなら、筋トレが欠かせないという話題だ。

■運動習慣のある女性、20~40代は20%未満

健康意識の高まりとともに、スポーツクラブに通う人や、街中でウォーキングやジョギングで汗を流している人をよく見かけるようになった。特に目立つのは女性だ。

「女性が公園でウォーキングしたり、スポーツクラブで筋トレに励んだりしている姿をよく目にします。女性のほうが健康に対する意識が高いのかなと感じていますが、厚生労働省のデータによると、実は女性のほうが男性よりも運動習慣のある人の割合は少ないのです」とフィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さんは言う。

厚生労働省が発表している「国民健康・栄養調査」(2017年)によると、運動習慣のある女性の割合は、20代で11.6%、30代で14.3%、40代で16.1%、50代で23.9%。どの世代においても、男性よりも低い。ここでいう「運動習慣」とは、週に2回以上、1回30分以上の運動をすることを指す。

運動習慣のある女性は、20代で11.6%、30代で14.3%、40代で16.1%、50代で23.9%。いずれの世代も男性より割合が低い。(この場合、「運動習慣」とは、週に2回以上、1回30分以上の運動をすること)出典:厚生労働省『国民健康・栄養調査』(2017年)

「女性のほうが男性よりも運動習慣のある人の割合が低いのは、そもそも運動したことがあまりない、運動のやり方が分からないという女性が多いからかもしれません。学校の体育以外で体を動かしたことがないという人も少なくないでしょう」と中野さん。

■「筋力不足」が原因で起こる不調は意外と多い

男女問わず、社会人になってから運動するきっかけとしてよくあるのが、健康診断などで医師に「運動しましょう」と言われることだ。中野さんは、そこにニーズを感じ、医師からそう言われた人がやるべき運動をまとめた本、『医師に「運動をしなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)を出版した。

「おかげさまで好評をいただき、多くの方が手にとってくださいました。この本は、男女に関係なく書いたつもりでしたが、どちらかというと男性のビジネスパーソンを想定読者としていました。ところが、購入者の内訳は、男性が4割、女性が6割だったのです。女性のほうが運動のやり方で悩んでいるのかもしれません」(中野さん)

中野ジェームズ修一著。『女性が医師に「運動をしなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)

そこで中野さんは、今度は女性向けに運動のやり方を解説した本を執筆した。それが『女性が医師に「運動をしなさい」と言われたら最初に読む本』(2019年7月11日発売)だ。

「女性を対象とした本を書いた理由は、先ほども述べたように、女性のほうが運動習慣のある人が少なく、運動のやり方が分からない人が多いということ。それに加え、女性は男性に比べて筋肉量が少なく、それが体の不調のもととなっているので、症状別に筋トレのやり方を丁寧に解説する必要があったからです」(中野さん)

今でこそ、スポーツクラブでダンベルやマシンを使って筋トレをする女性を多く見かけるようになったが、それでも「自分は十分に筋力がある」と思っている女性は少数派だ。一度も筋トレをしたことがないという女性もいるかもしれない。

筋トレをしてメリハリのある体を作ろうという女性は間違いなく増えている。ただ、筋トレは、スタイルのためだけでなく、健康のためにも有効だ。

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