U22

就活

SNS世代なら社会人とつながろう 脱・横並び就活へ 通年採用時代の就活のトリセツ(1)

2019/8/5

画像はイメージ=PIXTA
通年採用やインターンの拡大など、就活を取り巻く環境が大きく変わり始めています。この連載では、就活やキャリア論に詳しい法政大学の田中研之輔教授が、変化していく就活における最新のトリセツを紹介していきます。

初めまして、法政大学キャリアデザイン学部でキャリア論を教えている田中研之輔です。

これからの就活を考える出発点としておさえておくべきことは、「一括採用」から「通年採用」への転換です。近年、通年採用を取り入れる企業が増加し、ソニー、ソフトバンクグループ、メルカリなど名だたる企業が通年採用へとすでにかじをきっています。通年採用まではいかなくとも、インターンからの採用など、従来の一括採用を見直す動きは増えていくでしょう。

ただ、ここでのポイントは通年採用によって選考期間が自由化されるということだけではなくて、それに伴い、選考の方法が変わる、ということです。もっと言うと、就活の方法が変わるということです。

今回のトリセツを先に紹介します。
・通年採用に伴って選考の方法も変わる。その1つがリファラル採用の増加
・たくさんの社会人と会って自分なりの「働く人の事典」をつくり、そこから自分に合う働き方を見つけ出す
・企業に選ばれるのではなく、自ら主体的に企業を選ぶ

まず、ゼミ生のI君の事例を見ていきましょう。

■社会人とのつながりをフル活用した就活生

I君が選考を受けたのは、たったの5社です。結果的に、第一希望だった大手自動車メーカーから内定をもらいました。彼はまず何十社もエントリーするという一括採用的な就活とは、全く異なる就活をしました。

具体的には、Facebookを活用し、イベントなどで出会った社会人とつながり、コミュニティーの幅を広げていきました。こうした試みをしておくことで、社会人だけのコミュニティーからも声がかかり、次々と情報が手に入るようになりました。

志望企業や業界の情報を社会人と1対1で話すことで、合同企業説明会のような大勢に向けられた建前のメッセージではなく、より鮮度の高い本音を聞くことができます。また、エントリーシート添削などを複数の社会人にしてもらったり、自分の意見をぶつけたりすることで、「なぜこの企業に行きたいか」がより整理され具体化されます。SNS時代なので、社会人とのつながりを育てることを軸にした就活は誰でもできます。

さらにFacebookでこれまでの自分の取り組みを発信し、履歴書のように使うことで、「この学生は目標や意志がある学生なんだ」という認識が生まれ、覚えてもらうことができたそうです。受けた会社は5社のみでしたが、複数の社会人のアドバイスや応援もあり、自信もありました。「面接官がすでに自分のことを知ってくださっている人だった」こともあったそうです。

U22 新着記事

ALL CHANNEL