マネー研究所

七転び八起き

20連敗後、ビジネスモデル分析で挽回 資金2倍に

2019/7/29

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回はやまいもさん(40代) 都内在住で本業はシステム会社のプロジェクトマネジャー。休日は近所のスポーツセンターで小学生の子どもと卓球を楽しむ

■2015年~

やまいもさん びっくりするような革新技術を持つ企業に投資する

預金だけでは資産が増えないと考えて12年ごろから投資信託を購入していたが、よりアクティブに運用しようと決意。IT関連、特に米国株が有望だと思い、手始めにグーグルを購入。3日後に株価が25%上昇したことに気をよくし、アマゾン・ドット・コムやエヌビディアなどにも投資した。

■17年~

日本の割安・成長株にも目を向けるように。まず買ったのが、医療用機器を手掛ける日本ライフライン(7575)。業績良好だが株価が低位だった。約100万円を投じ、株価が倍増した年末に売却した。航空機リースのジャパンインベストメントアドバイザー(7172)も購入。年50%の高成長を続けPER(株価収益率)も低いことから買ったが、好決算でも機関投資家の利益確定売りなどで株価はあまり伸びず歯がゆい思いも。ただ、サービスナウなど米株への投資で利益を確保し、17年の運用成績はプラス50%だった。

■18年~

秋までは前年に続き好調だったが、10月の下落でほぼ全ての保有銘柄を売却。その後も株価が下がると考え空売りに走ったが振るわず、年間の運用益はゼロに。19年1月の上昇局面でも空売りを続けて20連敗を喫するなど、一番苦しい時期だった。反省から、副業の経営コンサルの知見を生かしてビジネスモデルを分析する手法に切り替えた。マンガアプリのアメイジア(4424)や保険商品の比較ソフト提供のアイリックコーポレーション(7325)などに投資し、19年のこれまでの運用成績はプラス20%と堅調だ。

最近心がけているのは「びっくりするような革新的な技術を持つ会社に投資する」こと。例えばグレイステクノロジー(6541)。工場作業員に保守管理の手順や必要な部材を自動で指示する人工知能(AI)搭載メガネを手がける。投資を始めて約2年半で資金は5000万円超と2倍に増えた。今後は不動産投資信託(REIT)などへの投資も検討している。

[日経ヴェリタス2019年7月21日付]

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