シンガポールは東京23区ほどの大きさの多民族国家で、エリアによって様々な顔を持つのが魅力だ。シティホールはコロニアルな雰囲気を残す高層ビルに囲まれ、マリーナ・ベイはシンガポールのアイコンであるマーライオンが鎮座する。ショッピングビルが並ぶオーチャード・ロード、多国籍国家らしいチャイナタウンやアラブストリート、リトルインディア。中国とマレー文化が溶け合うプラナカンの街カトンなどもある。

世界中から受賞したシェフたちが集まって、お互いに栄誉と研さんを讃え合うThe World's 50 Best Restaurants授賞式

今回は、英ウィリアム・リード・ビジネスメディアが主催する「The World's 50 Best Restaurants」の授賞式出席という出張も兼ねていたので、開催エリアのマリーナ・ベイにある全527室の「マンダリン・オリエンタル・シンガポール」に宿泊した。外観はマンダリンオリエンタルを象徴する扇の形が印象的。我が家にいるような居心地のよい客室・サービス、水準の高いダイニング、立地のよさも兼ね備える5つ星のラグジュアリーホテルだ。マリーナベイ・ビューの客室からの美しい夜景、インフィニティープールからの眺望は素晴らしい。ダイニング、ラウンジでは、おすすめなどを紹介してくれることにさりげない心遣いを感じる。

マリーナ・ベイを一望のマンダリン・ オリエンタル・シンガポールのプール
1819年にシンガポールに初めて上陸したラッフルズ卿の像が立つビクトリア・シアター。2019年はラッフルズ卿上陸200周年だ

特筆すべきは、クラブフロア宿泊客専用のオリエンタルクラブという大人向けラウンジ(利用は12歳以上、ドレスコードはスマートカジュアル)。天井までガラスの大きな窓から眺望が広がり、モダンアジアンなインテリアで洗練された雰囲気に気分が高揚する。シャンパン付き朝食にアフヌーンティー、イブニングにはカクテルタイムも。さすがビジネス都市と思えるのは、テレビ会議設備を完備した会議室を1日2時間まで利用できることだろう。世界をまたにかけるビジネスマンの気分になれる。

眺望も居心地もよく、ずーっとここで過ごしていたくなるオリエンタルクラブ
朝からシャンパンでくつろぐもよし、商談をするのもよし、フードオリエンテーションも豊富