自転車保険は月100円台で 高額な賠償請求にも対応

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保険金は1億円以上で保険料は月額100円台の商品が増えた
保険金は1億円以上で保険料は月額100円台の商品が増えた

自転車事故で相手に大けがを負わせて裁判で高額の賠償命令を受ける例が相次ぎ、万一に備える保険に加入する重要性が増している。そんな中、月額100円台の保険料で手厚い補償が受けられる保険が登場している。

■「補償、最低1億円つけたい

東京都の男性会社員(44)は今年初め、自転車店で小学生の息子に自転車を買った。店で勧められるまま自転車保険に入り、月約500円の保険料を払ってきたが、最近、知人から「月100円台で十分な補償が得られる保険がある」と聞いた。

自転車事故を巡ってはここ数年、加害者に5000万~9000万円の高額賠償判決が相次いだことが注目され、保険への関心も高まった。しかし、保険料を抑えるために大切な商品の仕組みについての理解は十分とはいえない。

一般に自転車保険は大きく2つの部分に分けられる。事故による自分のケガなどに備える傷害保険と、相手のケガやその持ち物の損壊の賠償に備える個人賠償責任保険だ。

通常、保険料は傷害部分が高く、個人賠償部分は低い。自分のケガは、子どもなら公的な医療費助成で賄われる例が多いこともあり、高額な補償は必須とはいえない。

一方、個人賠償責任保険は賠償額が高額になることも想定して「最低1億円はつけたい」(ファイナンシャルプランナーの平野敦之氏)。保険料を節約したいなら傷害部分を抑え、個人賠償に重点を置くことが1つの方法だ。実際、最近は個人賠償責任の保険金が1億円以上でも、保険料は月額100円台の商品が増えている。

保険金額、無制限の商品も

昨年発売され、LINEアプリで加入できる「自転車ライフ安心保険」の保険料は月100円だ。保険料が高く補償が充実したタイプもあるが、「月100円でも個人賠償責任の上限は1億円。割安なタイプの商品が売れ筋だ」(引受保険会社の損害保険ジャパン日本興亜)。

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