リーダーが語る 仕事の装い

レジメンタルタイでチーム力育む 全て自らデザイン フォーシーズ会長兼CEO 浅野秀則氏(下)

2019/7/19

■成績優秀者にレジメンタルタイを贈呈

4年前から、優秀な社員を表彰するときに浅野会長がデザインしたネクタイを贈るようになった。レジメント(連隊)の精神を込めるという

――ネクタイは縞柄のレジメンタルばかりですか。

「ほとんどそう。小学生の時にラグビーをやっていました。ラグビーではチームでおそろいのブレザーにレジメンタルタイを締めますよね。『レジメント(連隊)』というレジメンタルタイの精神が好きなんです。会社はチームのようなものですから。ところで今しているネクタイもこちらも全部僕がデザインしたものです」

「2015年にネクタイ表彰制度を始めました。事業部の成績優秀者の表彰制度の一環として、私がデザインしたこのネクタイをあげるようにしたんです。4年でネクタイを手にした社員はのべ200人を超えました。支部長にはこのデザインかなとか、イメージしながら10種類以上作ってきました。個人的にはブルー系が好きなのでブルーが入ったモノが多いかもしれません。生地屋も自分で調べました。デザインすることが大好きで。ピザーラのPのロゴも私が作ったくらいですから」

1987年にピザーラ1号店が誕生。その際に考えたロゴのデッサン

――――ピザや飲食で1300店以上展開されていますが、アルバイトさんの制服の着方に決まり事はありますか。

「5年ほど前に見直しました。たとえば『ピザーラ』の店員が着るポロシャツですが、前は裾をインさせていました。それを自由にしましたのでみな裾を外に出しています。最近の若い人は急にかっこよくなっていて、びっくりします。服の着こなしが昔とはまるで違いますし、どんなふうにでも着こなせるのがすごい。僕はトラッド派なのでゴルフでも裾は必ずイン。出せといわれたらどうしよう」

――オフの装いにもこだわりがありますか。

「ヨットが趣味ですし、ヨット好きの子供たちを応援する日本OP協会会長もやっていますから、普段は白パンツが多いんです。冬でも。すると息子や妻がおかしいんじゃない、と言う。白くまとか呼ばれています」

浅野会長愛用の「パテックフィリップ」の腕時計。スイスのゴルフ場で出会った人がしていたことからほしくなった

「小物で好きなのは時計です。スイスに行ったときに、ゴルフ場ですてきな時計をしている人がいた。思わず聞いたらパテックフィリップだと教えてくれました。その方がしていたのは四角のタイプだったのですが、最初は勘違いして丸形を買ってしまいました。後でこの四角いタイプを買い直しました。パテックの広告で『親から子へ。子から孫へ。』というものがあります。時計は受け継がれていくモノだというキャッチフレーズ。その宣伝にまんまとやられてしまいました」

(聞き手はMen's Fashion編集長 松本和佳)

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