リーダーが語る 仕事の装い

レジメンタルタイでチーム力育む 全て自らデザイン フォーシーズ会長兼CEO 浅野秀則氏(下)

2019/7/19

浅野秀則会長兼CEOの仕事でのスタイルはいつもスーツ、白シャツ、ネクタイ。スーツは黒に近い濃紺と決め、数十着を持つ(東京都港区のフォーシーズ本社)

仕事では濃紺のスーツを着ると決めている。外食チェーン、フォーシーズ(東京・港)の浅野秀則会長兼最高経営責任者(CEO)はいつ、どこで、誰に会っても通用するフォーマルな装いを好む。コンサバスタイルの良さに気付いたのは高校時代に制服がなくなったとき。「自由な服装」の難しさを思い知らされた。同じスタイルはチーム力を生み出すと信じて、社員を表彰する際にはレジメンタルタイを贈る。そのネクタイは、実は浅野会長自らがデザインしたものだった。

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■月~金は濃紺・無地のスーツ、生地の風合いと裏地で遊ぶ

――コンサバなスーツスタイルがお好きなのですね。

「月~金曜まではすべてスーツで通します。すべて黒に近い濃紺の無地ばかり。まるっきり同じようなシングルのスーツを何十着も持っています。ですが、それぞれ生地の風合いが微妙に違います。今着ているものは銀座英国屋のもの。柄の裏地でちょっと遊びました。スーツは英国屋と銀座テーラーの2カ所で仕立てています」

――黒タートルを何十枚も持っていた(米アップル創業者の)スティーブ・ジョブズ氏のようです。

表地は無地の濃紺ばかりだが、少しだけ遊ぶこともある。このスーツは裏地に凝って柄物を使った

「チャレンジして柄物も4着作りましたが結局着ていません。スーツは流行は追わない主義ですが、素材には徹底してこだわります。というのも、東映の岡田裕介会長に『生地と仕立てにだけはこだわった方がいいぞ』といわれたからです。岡田会長は慶応大の先輩でダンディー。その言葉をいただいてからフォーマルなスタイルを貫いています。仕事上どこで誰にあってもおかしくない、という視点を大事にしています」

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