時計

「人生を共に歩むブランドに」ロジェ・デュブイCEO ニコラ・アンドレアッタCEOに聞く

2019/7/15

ロジェ・デュブイのニコラ・アンドレアッタCEO

スイスの高級時計ブランド「ロジェ・デュブイ」。1995年創業の若きブランドながら、個性的なデザインと高い技術力で、マニファクチュール(自社一貫製造体制を持つブランド)として存在感を高めている。ティファニー・スイス・ウォッチ・カンパニーの代表から転じて2018年12月、ロジェ・デュブイの最高経営責任者(CEO)に就任したニコラ・アンドレアッタ氏に今後の戦略などを聞いた。




――新CEOとして、どのようなブランドを目指しますか。

「まずは世界の市場を自分の目で確かめたいと考えています。私たちが考えるブランド像と、もしかしたら異なる捉え方もあるかもしれませんから、実際に現場を見て確かめたいのです。顧客や取引先を招待した大型イベントを催すなどして、直接のコミュニケーションをはかっています」

「ほかのブランドもそうですが、ラグジュアリーブランドは顧客と密接な関係を構築したいと考えています。密接というと体験型を思い浮かべるかもしれませんが、私たちは『人生を共に歩みたい』と考えています。ブランドを愛してもらうだけではなく、私たちの生き方を顧客と分かち合いたい。そして最終的には、ロジェ・デュブイの腕時計を身に着けていただくことがひとつの証、私たちのパートナーとしての証となるようにしたいと考えています」

■ほかのブランドとは全く違う

――ロジェ・デュブイの特徴は何だと考えていますか。

「ほかのブランドのことに言及したくはないのですが、私たちは他社とは全く違うものです。私たちのブランドが築いてきた現在の地位と同じような立ち位置のブランドはないと思います」

「ロジェ・デュブイは正統派の時計ブランドとして、コンプリケーション(複雑機構)を製造できる数少ないメーカーです。また、伝統的な時計でありながら、現代的要素を兼ね備えたデザインも特徴です。機械式高級時計は伝統的なものですが、常に新しい試みに取り組んでいます。私たちと似たような考え方の高級時計ブランドはないと思います」

――創業から四半世紀ほどと、まだ若いブランドです。

「かえってそれはいいことでもあるのです。というのも私たちが持っているパトリモニー(歴史的遺産)を将来に向けて発揮できるからなのです。私たちのブランドが紡ぐ物語は『たゆまざる革新』です。革新志向によって力強さを持っていくのです。それが私たちのDNAなのです。200年以上の歴史を誇る老舗ブランドもありますが、私たちは自分たちの手で高級時計ブランドの歴史を書き換えていくのです」

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