マネー研究所

七転び八起き

リーマン危機時も株保有、アベノミクスで値上がり

2019/7/22

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回はコウキさん(52) ゴルフが趣味。健康維持のために、嫌々ながらも年1回フルマラソンに挑戦し5年間継続中。

■1995年~

コウキさん 10%の株価上昇で利益確定売り、10%の下落で損切り

阪神大震災後の復興需要でビルの建て替えが見込まれていた。ゼネコンの業績が良くなると思い、大成建設(1801)や大林組(1802)の株式を購入した。銀行に預金していても低金利で資産形成には向かないと思い、その後は金融資産の大半を株式にあてるようになった。

■2005年~

株式投資を始めてからの最初の10年間は500万円ほどの資金で20銘柄ほどを短期で売買していた。プロの意見を頼りにした方が確実だと思い、付き合いのあった証券会社の若手営業マンに「支店長が大口の顧客にどんな銘柄をすすめているのか」などを聞いて参考にしていた。

ただ、結局は収益はマイナスだった。回転売買で証券会社に手数料をとられているだけだと気づき、短期売買をやめ、優良銘柄に絞って投資するスタイルに変えた。トヨタ自動車(7203)や新日本製鉄(現・日本製鉄、5401)など業界トップの企業10社の株式を長期で持つようにした。リーマン・ショック時に大きく株価は下がったが売らず、ナンピン買いを続けていた。

■13年~

日銀の大規模金融緩和でアベノミクス相場が到来したことで、保有株が大きく値上がりした。過去の経験から上昇相場はいつまでも続くとは思えなかったのに加え、保有資産が増えて小さな下落率でも損失額が大きくなることから「株価が10%上がったら利益確定売り、10%下がったら損切り」というルールを自分にもうけた。

■16年~

マンションを買うのにあわせ、一部の株を売却し購入資金に充てた。最近気になるのはトランプ米大統領の発言だ。ツイッターで何かをつぶやくたびに株価が大きく動く。上下10%ルールを設けているため影響が大きいが、自分のスタイルは変えたくないため、仕方なく現状を受け入れている。

[日経ヴェリタス2019年7月14日付]

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