サンドウィッチマン 東北の現状を伝えていくのが使命

日経エンタテインメント!

サンドウィッチマンの現在のレギュラー番組は、テレビが12本、ラジオが4本。多忙を極めるなか、定期的なお笑いライブへの出演も欠かさない。芸人として模範とも言うべき理想の姿を見せているサンドウィッチマンが、2018年の「タレントパワーランキング」では芸人部門でトップとなったが、19年はついに総合1位に輝いた。テレビ最長レギュラー番組のプロデューサーが、彼らの魅力を語ってくれた。

日経エンタテインメント!が発表している「タレントパワーランキング」は、アーキテクトが3カ月に1度実施している、タレントの「認知度(顔と名前を知っている)」と「関心度(見たい・聴きたい・知りたい)」の調査を基に、2つのデータを掛け合わせて「タレントパワースコア」を算出、ランキング化したものだ。(調査の詳細は総合編の「タレントパワー サンドウィッチマン大躍進で初の1位」をご覧ください)

左/伊達みきお、1974年9月5日生まれ。右/富澤たけし、1974年4月30日生まれ。共に宮城県出身。8月31日の郡山公演を皮切りに、全国10会場にて単独ライブツアーを開催。DVD「サンドウィッチマンライブツアー2018」発売中(写真:中村嘉昭)

07年に『M-1グランプリ』で優勝してから約12年。国民的な知名度を得た後、好感度の高い芸人としてずっと人気をキープしている。ネタの面白さは誰もが認めるところであり、バラエティではまず、ロケが上手な芸人として台頭。ひな壇トークでも、ゲスト出演でも存在感を示す。“前に出てガンガン仕切る”という印象はないが、MCの仕事もこなすようになった。

ここ10年のタレントパワーの推移を見ると、緩やかながら上昇し続け、14年に初めて総合トップ100に入ると、2年後にはトップ50に仲間入り。急上昇した18年以降は、新規のものに加えて、『帰れマンデー見っけ隊!!』や『10万円でできるかな』(共にテレビ朝日系)の放送枠変更もあり、ゴールデンタイムのレギュラーが一気に増えた。

売れる前の恩義を忘れない

『サンドのぼんやり~ぬTV』 サンドの2人が様々なことを体を張って体験する。アシスタントは熊谷望那アナウンサー(金曜24時15分/TBC東北放送)

その人気の秘密はどこにあるのか。08年にスタートし、初冠番組かつ、彼らのテレビレギュラーの中で最も長く続く東北放送(TBC)『サンドのぼんやり~ぬTV』のプロデューサーである川村和弘氏は、「10年以上のお付き合いになりますが、お2人がどんどん忙しくなって、スケジュールの調整が大変になっているのは年々感じていました。いつの間にか手の届かない存在になりつつありますが(笑)、それもうれしいです」と語る。

川村氏は2人の原点を知る人物。最初の出会いは『M-1』で優勝する前だった。まだ売れていない頃、仙台まで売り込みに来たのだという。「それで夏のイベントにゲストで呼んだのですが、そのことを恩義に感じてくれているようです。その後、『M-1』で優勝したときに一番乗りで冠番組をやらせてほしいとお願いして、今に至るまで、番組が続いています」(川村氏、以下同)。

言い尽くされているが、サンドの魅力はやはり人柄にある。『ぼんやり~ぬTV』は、宮城県内各地をサンドが訪ね、地元の魅力を再発見するロケ番組。2人は収録が終わってもすぐにはロケバスに帰らず、サインや写真などのファンサービスに応えるのだそう。「限られた時間で移動しないといけないので、毎回時間が押すのが心配で。今ではその時間も見越してスケジュールを組んでいます」

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