その投信・保険ホントに必要?高齢者勧誘、親族も注意

ゆうちょ銀行では内規に基づかない不適切な手続きで高齢者に投信を販売していた
ゆうちょ銀行では内規に基づかない不適切な手続きで高齢者に投信を販売していた

外貨建て保険や投資信託など元本割れリスクがある金融商品の販売をめぐるトラブルが目立っている。ゆうちょ銀行では内規に基づかない不適切な手続きで高齢者に投信を販売していた実態が明らかになったばかりだ。かんぽ生命保険でも不適切な保険販売が明らかになった。銀行や郵便局の窓口で、勧誘を受ける本人や親族はどんな点に気をつければいいのだろうか。

500万円を定期預金にしようと銀行に行ったら、もう一度来店してほしいと言われた。定期預金証書の受け取りかと思って訪ねると別室に案内され、保険の勧誘を受けた。不思議に思ったが、差し出された書類に署名・押印した。帰宅後に資料を見た家族から外貨建て終身保険に加入したことになっていると指摘され驚いた。(70代男性)

「定期預金を娘と孫に平等に残したい」と銀行員に相談したところ、「生命保険に入ればいい」と言われた。定期預金を解約して生命保険を数件契約した。その後お金が必要になったので、解約したいと言ったら「40万円ほど損する」と言われた。(70代女性)

リスク説明不十分

紹介したのは、国民生活センターに寄せられた相談だ。十分な説明を受けないまま契約に至った高齢者の相談が多い。米ドルや豪ドルなど外貨建て保険をめぐるトラブルが目立つ。

生命保険協会によると、銀行や信用金庫など金融機関で契約した外貨建て保険の17年度の苦情は2075件だった。調査を始めた12年度の3倍超だ。

どんな点に気をつければよいのか。まず、金融機関が保険や投資商品をどのようなタイミングで勧誘するかを押さえておこう。

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