最新水着はシーンフリー スカート・パンツと涼やかに宮田理江のおしゃれレッスン

●「タンキニ」は羽織物を重ねて、街中に溶け込ませて

ゆったりした羽織物のカフタンならビーチ上がりでもサッとまとえる

さめたトーンのマルチカラー柄がノスタルジックな風情(モデル 森星)

タンクトップに似たトップスが特徴の「タンキニ」は、露出を抑え、ボディーラインを強調しすぎないから、人気が続いています。正面に配したボタンも古風なディテール。手持ちのお洋服の差し色アイテムとしても重宝できそう。ウエストラインが高めのボトムスとのコンビネーションが、さらにレトロな風情が漂わせています。ノスタルジックなたたずまいの洋服と組み合わせるスタイリングも試せます。

風が吹き通って涼やかなカフタンは日焼け防止の点でも夏の必需品

水着の上から1枚羽織って、街着にシフトするには、ゆったりした羽織物が向いています。たとえば、イスラム圏の民俗衣装に由来するカフタンは、肌に貼り付かないから、ビーチ上がりでもサッとまとえそう。Vネックを縁取るゴールドのリングがリッチ感をプラス。胸元からのぞくタンキニが白の涼やかさを引き立ててくれます。

万能なパーカーは上から羽織るだけでスポーティーな着こなしに

手の込んだ編み地模様が水着ルックに格上感を添えます(モデル 森星)

まるでレースのように編み地のきれいな水着は、上品な見え具合に映ります。素肌が適度に透けて、健康的なムードに。Tシャツの下に着て、編み地の模様を透けさせる着方も可能で、着回しのバリエーションが広がります。タンクトップの形なら、レディーの気分とアクティブなイメージが響き合う着姿に整えられます。

ファスナー周りや袖先の赤もアイキャッチーな演出

勢いの衰えない、フード付きの軽い羽織物のパーカーは、水着とも好相性です。上から羽織るだけで、スポーティーな着こなしに。スウェット生地はソフトな肌当たりで、ビーチ上がりの体にやさしくフィット。正面のファスナーで開閉して、自在に見え具合や温度を調節できます。袖に花柄を配して、あでやかさを添えました。

レッグウエアやビーチウエアの人気ブランド「カルツェドニア」は、デザイン性の高い水着で知られています。ビーチの前後も心地よく過ごしやすいウエアがそろっていて、街中でもリゾート気分を味わえます。人気モデルの森星さんをビーチウエアのアイコンに起用して、日本でもファンを増やしています。

「水着」は「水の中」、「スイムウエア」は「泳いでいる間」といったイメージがありますが、陸上も含む「ビーチウエア」はもっと幅広い着方に誘います。場面を固定しない「シーンフリー」のおしゃれが世界的に広がるなか、「水辺専用」と決めつけないで、自在に着こなしてみてはいかがでしょう。

(画像協力)カルツェドニア https://jp.calzedonia.com/

宮田理江
ファッションジャーナリスト、ファッションディレクター。多彩なメディアでランウェイリポートからトレンド情報、スタイリング指南などを発信。バイヤー、プレスなど業界経験を生かした、「買う側・着る側の気持ち」に目配りした解説が好評。自らのテレビ通販ブランドもプロデュース。セミナーやイベント出演も多い。著書に「おしゃれの近道」「もっとおしゃれの近道」(ともに、学研パブリッシング)がある。