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面白いとは 電通のヒットデザイナーが原点から考える リブロ汐留シオサイト店

2019/7/12

後半の3章で表現することに向かっていく。面白い表現をするために必要なのは、(1)「余裕」を持つ(2)「よそ見」をする(3)「観察」する(4)「法則化」する(5)「表現」する――の5つのステップだという。(3)までがインプットで(4)(5)がアウトプット。法則化では言語化することが大切と説き、考え始めたときは形もなかった「面白い」がこのプロセスを経てなんらかの表現として生まれてくる。ゆっくりと思考を整理してくれるので、読者自身が自分の「面白い」をつくる手助けにできそうな方法論だ。

「近くに本社がある電通関係者の本ということもあって、入荷してすぐ本が動き始めた」と店長の三浦健さんは話す。近所に電通、日本テレビ、ソフトバンクの本社が立地することから、思考法の本はマネジメント系から企画系までどんなタイプでも来店客の反応がいいようだ。

■6月の新刊3冊がランクイン

それでは先週のベスト5を見ておこう。

(1)プレゼン資料のデザイン図鑑前田鎌利著(ダイヤモンド社)
(2)FACTFULNESSH・ロスリングほか著(日経BP)
(3)「面白い!」のつくり方岩下智著(cccメディアハウス)
(4)サブスクリプション2.0日経クロストレンド編(日経BP)
(5)心。稲盛和夫著(サンマーク出版)

(リブロ汐留シオサイト店、2019年6月30日~7月6日)

1位はプレゼンテーションに使うスライドの実例400枚を紹介した本。6月に訪れたときも1位で、すぐ使える実用スキル本として息長く売れている。『FACTFULNESS』は発売から半年になるが、いまだ2位の売れ行きだ。3~5位には6月の新刊が並ぶ。3位は今回紹介した本。4位の本は、急速に拡大している定額制のビジネスモデルを24の実例から解説した内容だ。カリスマ経営者が自らの経営哲学を改めて語った最新刊が5位に入った。

(水柿武志)

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