(946人)
(1)ほぼ100% (2)80% (3)60% (4)50%以下
家庭で消費される主要な生鮮野菜はほぼ国内産だ。正答率は約5%で、約半数が「50%以下」と答えた。農林水産省の試算では主要な13品目(キャベツ、ホウレンソウ、レタス、ネギ、タマネギ、ハクサイ、キュウリ、ナス、トマト、ピーマン、ダイコン、ニンジン、サトイモ)の国産比率は1990年度に99.5%、2000年度以降も98%以上を保つ。野菜の輸入は鮮度維持が難しいこともある。
ただ、国内で消費される野菜のうち家庭は4割強。6割弱は加工・業務用で、その国産割合は7割程度だ。スーパーなどで販売する13品ではないアボカドやニンニク、カボチャなどは輸入品も多い。生産地を表示している場合も多く、産地による味の違いも楽しみたい。
正解は(1)
(798人)
(1)ビタミンE (2)鉄分 (3)葉酸 (4)カルシウム
ともに緑黄色野菜の代表格で栄養成分も豊か。骨の形成に不可欠なカルシウムを、生100グラムあたりにホウレンソウ=写真(左)の49ミリグラムに対し、コマツナ=同(右)は170ミリグラム含む。コマツナには骨にカルシウムを定着させる作用のあるビタミンKも多く、骨粗しょう症予防に効果的とされる。
約45%の人が「鉄分」と回答した。鉄分はともに豊富で、ホウレンソウ2ミリグラム、コマツナ2.8ミリグラム。コマツナは江戸時代に東京都江戸川区の小松川付近で栽培されていたことから名付けられたといわれる。関東では雑煮に欠かせない野菜だ。
正解は(4)
(771人)
(1)サツマイモ (2)ジャガイモ (3)ナガイモ (4)サトイモ
生で100グラムあたりのカロリーは、サツマイモ(134キロカロリー)、ジャガイモ(76キロカロリー)、ナガイモ(65キロカロリー)、サトイモ(58キロカロリー)の順。とろろに健康イメージがあるのか、ナガイモと誤答する人が多かった。
油で揚げたスナック菓子のポテトチップスだと500キロカロリーを超えることがある。ジャガイモと、糖分が高いサツマイモを選択した人は12%前後。サトイモは低カロリーな上に、余分なナトリウムを排出するカリウムが豊富で高血圧の予防も期待できる。
正解は(4)
(705人)
(1)横に寝かせて保存する (2)買ったらすぐ食べるのがよい (3)旬は冬 (4)グリーンとホワイトは種類が違う
買ってすぐ食べるのがよいのは多くの野菜に共通するが、アスパラガスは特に鮮度の劣化が早い。冷蔵庫では立てて保存をしたほうがよい。横に寝かせてしまうと、穂先が起き上がろうとしてさらに鮮度が落ちやすいためだ。
春を告げる緑黄色野菜の代表格。穂先に多く含まれるアスパラギン酸はエネルギー代謝を促し、疲労回復に効果があるとされる。グリーンとホワイトがあるが、これは種類の違いではなく栽培法の違い。盛り土をして日光に当てずに育てたものがホワイト。栄養価はグリーンに劣るが、ほろ苦さや柔らかさを味わえる。
正解は(2)
(704人)
(1)エダマメ (2)ネギ (3)パセリ (4)ホウレンソウ
パセリ、エダマメ、ホウレンソウ、ネギの順。パセリは、誤答が集中したホウレンソウの約4倍の鉄分(100グラムあたり7.5ミリグラム)を含むうえ、カリウム、カルシウム、ビタミンC、食物繊維も含有率が高い。
ただ、独特の香りがあり大量に食べるのは難しい。凍らせて袋に入れてもめば簡単に粉状にでき、パスタソースやドレッシングにあえると使いやすい。加熱しても食べやすくなる。
正解は(3)