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かっちり・涼しい夏服は? 働く女性の着こなし術

2019/7/16

大月さんは「夏場は白か寒色系を選ぶ」といい、色で涼感を演出している。移動には車を使うが、プレゼン用のスクリーンやプロジェクターなどを自分で運ぶため汗をかきやすい。服選びでは「自宅で洗えるかどうかは大きなポイント」だ。自宅で洗えないと、毎日の仕事着としては使いづらい。形状安定機能があり、シワになりにくい素材を積極的に選ぶ。

ジャケットは「襟が付いていないとかっちり感が薄くなる」ため、新人時代は襟付きのものを選んでいた。仕事に慣れるにつれて落ち着いた印象を出せるようになり、襟なしのジャケットも選べるようになってきたという。

自社オフィスではジャケットを脱ぐが、「ジャケットのインナーはあまりゆったりしたものだと不格好になるので選ばない」。胸元が広く開くものは避ける。きっちり感を常に意識しているようだ。

■肌着に工夫、汗目立たせず

夏を快適に過ごせる仕事着選びのコツを、伊勢丹新宿店(東京・新宿)でコーディネートを提案している婦人担当のマネジャーの橿渕麻衣子さんに聞いた。

伊勢丹新宿店・婦人担当マネジャー 橿渕麻衣子さん

ジャケットの下にノースリーブのシャツやブラウスを着ると涼しげな印象になる。ただ、周りの視線が気になるという人には肩が少し隠れるフレンチスリーブを勧めたい。重ね着ができるので使い勝手がよく、スタイルも良く見える。

ある程度フォーマルさが求められる職場では柄物を選びにくい。胸元にリボン状の「ボウタイ」やギャザーなどがあると、カジュアルになりすぎずおしゃれを楽しめる。

汗対策も重要だ。夏場は脇の下や背中の汗染みが起きやすいので、脇汗パッド付きの肌着を選びたい。背中に汗をかきやすい人は、背中の上部まで覆うキャミソールを選ぶとよい。いずれも薄い色だと汗が目立ちにくい。蒸れやすいストッキングは避けたいが、はだしやソックスでは困るという人には5本指ストッキングがお薦めだ。

■どこまでOK? 悩み多く ~取材を終えて~
男性はジャケットにスラックス、襟付きシャツに革靴と身に付けるものがある程度決まっており、夏だからという理由で服装に気を使うことはあまりない。一方で、女性の仕事着はフォーマルとカジュアルがゆるやかにつながっている。バリエーションが多い半面、仕事の相手や業務内容との兼ね合いから、どこまで許されるかという悩みも多いようだ。
記者は汗っかきのため、日ごろハンカチで汗をふきふき取材をしていることが多い。汗でシャツが体に張り付く不快感は、肌着の素材を吟味することで緩和できそうだと学んだ。
クールビズが定着し、ノーネクタイ、ノージャケットへの抵抗感は薄らいだように感じる。次のステップとして、スーツスタイルからの脱却を切に願う。そのころには男性もどこまで許されるか、と頭を悩ませているのかもしれない。
(桜井豪)

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