災害救助や監視、宅配など、ビジネス面でも幅広い可能性を見せているドローン。以前、ドローンを木にぶつけて壊したこともあるという津田氏が最新モデルを試用した。驚いたのは、あまりにも簡単すぎる操作性だった。
コンパクトで取り回しがラク
今回試用した「Mavic 2 Pro」は、以前テストしたOsmo Pocket(記事「津田大介『取材用にほしい』 ぶれない小型動画カメラ」参照)と同じDJIが発売しているドローンだ。2016年に登場して性能や携行性の高さが話題となった「Mavic Pro」の後継機になる。1インチCMOSセンサーを搭載したハッセルブラッド製カメラでの写真撮影や4K/30fpsでの動画撮影が可能で、価格は19万4000円(税込み)。高いと思う人もいるかもしれないが、実際に使ってみると、これだけ操作性の高いドローンがこの価格で買えることに驚く結果となった。
本体の大きさは想像していたサイズよりかなり小さい。重量は907グラムで、プロペラなどを折りたためば214×91×84ミリとナップザックにも入る大きさになるので、持ち運びも簡単だ(広げたときの大きさは322×242×84ミリ)。
使い勝手もよく、付属のコントローラーに専用アプリを入れたスマホを接続してペアリングすれば、すぐに起動して操縦できる。
初心者でも安心して操縦や撮影を楽しめる
今回は、僕が教授を務める早稲田大学の学生と、福島県いわき市で毎年開催しているイベントに持参して、Mavic 2 Proを飛ばしてきた。
実際に飛ばしてみて特に驚いたのは、安定性と操作性の高さだ。細かいスティック操作をしなくても上空でピタッと止まってくれるので、スマホに映る映像を見ながら写真や動画の撮影に集中できる。
