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カリスマの直言

「老後2000万円」 備えに動く現役世代(渋沢健) コモンズ投信会長

2019/7/16

「人々が長生きを享受するほど、特に老後において、経済的ニーズに対する計画や管理をこれまで以上にしなければなりません。年をとるにつれ、貯蓄や所得の不足と追加的な支出の増加によって、困難や貧困に陥るリスクも高まります」と「G20 福岡ポリシー・プライオリティ」は提唱しています。

「デジタルと金融リテラシーを強化しよう」「生涯にわたるファイナンシャルプランニングをサポートしよう」など8つの優先項目で構成されています。金融庁の報告書の内容と重なる部分も多く、示唆に富む提案書なので一読をお勧めします(https://www.fsa.go.jp/inter/etc/20190606/jpnfukuoka.pdf)。

金融庁が報告書を発表したのは6月3日でした。つまり、報告書の発表が結果的に参院選挙を控えたタイミングになったのは金融庁の「政治オンチ」ではなく、G20首脳会議に向けて日本が議長国として世界に発信する議論の土台をしっかり固めることを目指していたためと言えるでしょう。

渋沢健
コモンズ投信会長。1961年生まれ。83年米テキサス大工学部卒。87年カリフォルニア大学ロサンゼルス校MBA経営大学院修了。JPモルガンなどを経て、2001年に独立し、07年コモンズ株式会社(現コモンズ投信)を創業、08年会長就任。著書に「渋沢栄一 100の金言」(日経ビジネス人文庫、16年)など。

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