中村倫也、急上昇男優トップ 出演作「全部濃かった」

日経エンタテインメント!

2018年、圧倒的に“気になる”存在になった俳優の1人に中村倫也がいる。それを裏付けるように、タレントパワー調査で前年からの伸びを比較した2019年版男優急上昇ランキングでは1位に輝いた。

1986年12月24日生まれ、東京都出身。2005年に俳優デビュー。18年は文中の作品のほか、映画『伊藤くん A to E』『孤狼の血』『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』などに出演した。現在出演映画『長いお別れ』が公開中。『屍人荘の殺人』は19年公開予定(写真:橋本勝美)

日経エンタテインメント!が発表している「タレントパワーランキング」は、アーキテクトが3カ月に1度実施している、タレントの「認知度(顔と名前を知っている)」と「関心度(見たい・聴きたい・知りたい)」の調査を基に、2つのデータを掛け合わせて「タレントパワースコア」を算出、ランキング化したものだ。(調査の詳細は総合編の「タレントパワー サンドウィッチマン大躍進で初の1位」をご覧ください)

18年は1月期の『ホリデイラブ』で独占欲の強いモラハラDV夫を、一転して4月期のコメディ作品『崖っぷちホテル!』では競艇狂いの総料理長、そして10月期の『ドロ刑-警視庁捜査三課-』では、捜査一課出身の元エリートでプライドの高い刑事を演じるなど、年間を通して連ドラでの活躍が目立った。なかでも飛躍につながったのが、NHKの連続テレビ小説(以下、朝ドラ)『半分、青い。』への出演だ。ヒロインの鈴愛(永野芽郁)の初恋の相手となる朝井正人役で、5月の半ばから約1カ月間登場。“ゆるふわモテ男”として話題になり、関心度の大幅アップに伴ってパワースコアが伸びた。

「昨年出演した作品は、全部が濃かったですね。1つひとつのエッジが効いていて。『半分、青い。』は、みなさんが『正人、気になる』みたいな感じでプッシュしてくれたので、その力だと思います。登場人物がみんな一筋縄ではいかない人ばかりで、演じていて刺激的でした。朝ドラはデビュー間もない頃、『風のハルカ』(05年)でも出演させていただきましたが、僕自身経験を重ねてきたので、その頃とは見える景色も全然違いました。

昨年出会って印象的だったのは、『ドロ刑』で共演した野間口徹さん。格闘技がめっちゃ強いんですよ。『カッコいいけどコワッ!』と思って(笑)。『ドロ刑』ではクセの強い刑事役で、ずっと眉間にシワを寄せていたのを覚えています。作品のコミカルさとか、三課のチームのテンポ感に溶け込めるようにと意識していました」

調査期間で最もスコアが伸びたのは、今年2月だ。連ドラ『初めて恋をした日に読む話』が放送中のタイミングとなる。主人公の順子(深田恭子)の高校時代の同級生で、元ヤンキーの高校教師・山下一真を演じた。ドラマ終盤にはツイッターのトレンドで、「山下くん」「山下先生」がランキング上位を独占したこともあったほど、人気を得たキャラクターだった。

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