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中長期・海外投資… 勝ってる人の7つのルール 2019年個人投資家調査(1)

日経マネー

2019/7/12

■ルール7:相場急落時は買い

勝ってる人と勝てない人の違いが大きく現れたのが、全体相場が急落した時の対応だ。18年12月の相場急落時の行動を聞いたところ、勝ってる人は41.4%が「リスク資産を積極的に購入」し、勝てない人の31.0%を10ポイント以上上回った。この差は、その後の運用成績に現れた。相場が反発した19年1~3月の運用成績を見ると、勝ってる人は77.5%がプラスの成績を達成。勝てない人はプラスの成績が14.1%にとどまった。

◇  ◇  ◇

勝ってる人と勝てない人は違いはどこにあるのか。運用スタイルと性格から探ってみたところ、以下のような結果が得られた。

■有利な運用スタイルは?

表は、勝ってる人の採用が多い投資スタイルを上から順に並べたものだ。最も多いのは「高配当・優待狙い」で、「大型優良株」「新興・中小型株」が続く。勝てない人の投資スタイルと比較した場合、「高配当・優待狙い」「国際分散投資」「バリュー」などで、勝ってる人の採用比率が高くなっている。

一方、勝てない人がより多く採用しているスタイルは、「新興・中小型株」「チャート&テクニカル」「テーマ株」「FX(デイトレード)」「イナゴ投資」など。

「新興・中小型株」は勝ってる人も多く採用しており、実力差が出やすいスタイルと考えられる。その他は、勝ってる人の採用が5%以下と少なく、安定勝ちには向かないスタイルかもしれない。

■勝ってる人の性格は?

勝ってる人と勝てない人の性格にはどんな違いがあるか。表は、「勝ってる人」の割合から「勝てない人」の割合を引き、その差が大きい順に並べている。つまり、表の上にあるほど、勝ってる人に多く見られる性格、下に行くほど勝てない人に多く見られる性格になる。

(イラスト:ハヤシナオユキ)

勝ってる人に多いのは、「計画的」「ギャンブルをやらない」「他人に流されない」などで、勝てない人より10ポイント以上多かった。より合理的に物事を判断する人物像が浮かび上がる。

一方、勝てない人に顕著なのは「ギャンブル好き」や「直感的」。黄金ルールと合わせて考えると、こうした人が高レバレッジの短期売買で損失を重ねるパターンが想像できるので注意が必要だ。

(日経マネー 市田憲司)

[日経マネー2019年8月号の記事を再構成]

※個人投資家調査の詳細な結果は、発売中の日経マネー8月号特集「こんな相場でも儲けた人の『稼ぎ方』大研究!」に掲載しています。「億超え376人に学ぶ1億円の稼ぎ方」「投資スタイル別 波乱相場で勝つワザ」「隣の勝ち組さんが2019年に狙う株」など、さまざまな角度から「稼ぎ方」を解き明かしています。

日経マネー 2019年 8 月号

著者 : 日経マネー編集部
出版 : 日経BP
価格 : 780円 (税込み)


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