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ウーバーイーツ配達員働きやすい? スマホ登録で簡単

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副業への関心が高まっているが、普通の会社員にとっては、最初の一歩のハードルは高い。その中で比較的気軽に始められ、自由度の高さで関心を集めているのが「Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナー」(以下、配達員)だ。スキマ時間にスマートフォンのアプリを起動すればすぐ稼働でき、スキル・経験もほとんど要らない。さらに自転車での配達ならダイエットにもつながり一石二鳥だ。

ウーバーイーツが日本に上陸したのは2016年9月。約3年たった今では東京・大阪はじめ全国10都市で1万軒以上の飲食店が登録しており、マクドナルドなど大手ファストフードも参加している。オフィス街では、ランチタイムに「Uber Eats」ロゴ付き巨大バッグを背負って快走する自転車を頻繁に見かけるようになった。

出前をする余裕がない独立系飲食店でも、ウーバーイーツを使えば簡単に商圏を拡大できる。最近では実店舗を持たない「ゴーストレストラン」も誕生しているほどだ。

そのデリバリーを支えているのが配達員だ。彼らは常駐スタッフではなく、スキマ時間を利用し配達業務を行っている。ウーバージャパンによると、会社員の傍ら平日夜や週末だけ「副業」として稼働している人もおり、最近では子育て中の女性やリタイア後のシニア層も活躍しているという。

筆者も2年前に配達員として登録してから時折、仕事の合間の気分転換を兼ね原付きバイクで配達業務を行っている。

自由度の高さが魅力

配達員の魅力は「縛り」が少ないことだ。時間も場所も自由に選べる。「この後2~3時間暇だな」と思った時にアプリを起動しオンラインに切り替えるだけ。早いときで数分後にはデリバリー業務リクエストが入る。配達先は基本近隣なので、1回20分程度で終わることも多く、ピーク時に連続して行えば1時間で2~3回の配達業務をこなせる。週・月に何日稼働しなくてはいけないという縛りもない。配達1回だけでその日の業務を終えることもできる。

場所の自由度も大きく、「今自分がいる場所」が勤務地に早変わりする。勤務地の制限もないため、一度登録すれば自宅や会社の近隣の他、出先でアプリを起動し配達業務を行うことも可能だ。

副業選びの条件として「単発で短時間でもOKな仕事」を挙げる人は多いが、ウーバーイーツなら、本業や日常生活に負担がかからない短時間だけの仕事も可能だ。

年齢や能力の制限も少ない。スマホが操作でき、自転車もしくは原付きバイクで安全に走れる能力があれば誰にでもできる仕事だ。もちろん最初は緊張するが、アプリの操作方法にさえ慣れてしまえば何も難しいことはない。年齢も18歳以上という規定はあるが、上限はなく、「健康維持のための運動を兼ねて」登録するシニア層もいるという。自転車やバイクはレンタルのものでも構わない。

アプリ操作で簡単配達

配達員になるには、まずオンライン登録が必要だ。配達手段(自転車か原付きバイクか)を選択し、顔写真と身分証の写真をアップロードする。すると、最初に選んだ地域を管轄する配達パートナーセンターに行って続きの登録をするよう指示される。

配達パートナーセンターでは、業務の流れや専用アプリの使い方などの説明を1対1で受ける。わからないことがあればここで質問しよう。最後に配達用のバッグを受け取って準備完了だ。

配達は以下のような手順になる。

スキマ時間ができたらアプリを起動し、「出発」ボタンをタップしてオンラインにする。近隣飲食店に注文が入り、配達パートナーとしてデリバリー業務の打診が入ると通知音が鳴り、画面にその旨通知される。

問題なければフリックで受託する。すると画面が変わり店舗の住所などが表示される。

アプリのナビに従って店に到着したら、袋に入った料理を受け取り保温バッグに格納する。アプリで注文品を集荷した旨報告すると、次に配達先の詳細が表示される。地図を見ながら安全運転で配達先に向かおう。

到着したらチャイムを鳴らし「ウーバーイーツからまいりました」と告げる。無事商品を渡し、アプリで「配達完了」を報告すればミッション完了だ。画面を切り替えれば報酬金額が表示され、待機時間も含めたオンライン時間や1日の報酬合計額も確認できる。

配達料は1回数百円から

支払われる配達料はエリアによって変わるが、東京・埼玉・千葉の場合、飲食店での受け取り1カ所につき300円、注文者への配達1カ所につき170円、そして配達距離1キロにつき150円を足したものが基本料金となる。そこから35%がウーバーイーツ側の手数料として差し引かれる。「受け取り1カ所、配達先は1か所、配達距離が2km」であれば基本料金が770円で、500円が手取りとなる。

このほか、天候や曜日など、条件によって加わる割り増し分(ブースト)や、特別キャンペーンによるインセンティブが入ることもある。仮に先の例で「ブーストが1.2倍、インセンティブなし」という場合、ブースト分の154円が加わり、654円が手取りとなる。

経験上、需要の高いエリアで稼働すれば1日1万円前後獲得することも可能で、ブーストが高めに設定されている新規エリアなどでは1万5000円以上も狙えなくはない。

本業がバイクインストラクターというOさん(東京・渋谷区在住/58才)は、自宅で昼前にアプリを起動させ、テレビを見るなどしながら配達業務リクエストを待つ。最初のリクエストが入ればその後は連続稼働し、ランチタイムの10~15時頃で平均5件くらい、時給換算にすると1000~1500円前後に。多いときで月に10日程配達業務をやっていたが、現在は諸事情で休止中だ。

Mさん(港区在住/34歳)は、もともと自転車やバイク好きで、ウーバーイーツは趣味と実益を兼ねて始めた。残業も多い職場で稼働日は限られるが、プロジェクトの合間の比較的暇な週末、半日~1日で10件くらいの配達業務をこなす。一日に5000~1万円前後、月に4回前後の稼働が多く、雨の日など他の配達員がやりたがらない日を狙うことで収入アップを図っているという。

コツをつかめば報酬が上がる

回数をこなせばノウハウも身につき時間あたり獲得報酬を伸ばせるようになり、ゲーム攻略的な楽しさもある。例えば、頻繁に注文が入る人気店を探し、その周辺で待機する、事前にブースト情報をチェックし、効率よく稼げる時間帯・エリア情報を入手、ランチ・ディナータイム、週末など注文が多い時間帯を狙って稼働するなどが有効だ。

ベテラン配達員のブログなどでもTIPSが紹介されている。

ウーバーイーツをはじめ「シフトのない仕事」を自ら体験・検証するサイト「noshift.work」運営の瀧口信太郎氏によると、自転車ならママチャリよりクロスバイク、原付きバイクなら原付き二種バイクが有利、ブーストが高いランチやディナーのピークタイムに集中して稼働、インセンティブを上手に活用する(短距離の配達が多い店を狙うなど)、などが報酬を伸ばすのに役立つという。

同サイトでは他にも様々なアドバイスや体験談が紹介されており、そうしたネット上の知見は報酬アップへの近道となるはずだ。

ウーバージャパンによると、配達員として活動する魅力として「街の新しい魅力を発見できた」という声もあがっているという。普段通らない道を走り、初めての景色に出会い、新たなレストランやカフェを開拓する。自転車やバイクが好きという人にとっては仕事を超えた楽しさもあるだろう。

(ライター 和田亜希子)

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