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ビジネス英語・今日の一場面

隣町まで走って行ったの! runは人の動作と限らない デイビッド・セイン「間違えやすい英語・聞き手編」(6)run

2019/7/11

相手が話した英語を誤解して受け取ってしまった。そんな体験はどなたにもあると思います。日本人向けの英語教育で豊富な経験を持つデイビッド・セインさんは「日本人が聞き手として勘違いしやすい英語表現がある」と言います。今回は「走る」の意味で知られる動詞runについて見ていきましょう。

◇  ◇  ◇

週明けのオフィス。出勤時のあいさつを交わしたあと、話は自然と、週末にどう過ごしたかという流れになりました。スティーブはドライブしてきたことを伝えたのですが、それを聞いたユウカはとてもびっくりしている模様。どうも英語を勘違いして理解してしまったようで、ちょっと会話がちぐはぐになっています。

それはこんな会話でした。

Yuka: So, how did you spend the weekend?
Steve: Oh, I ran over to the beach in the next town.
Yuka: Wow that's far. You must be so tired.
Steve: No, not at all.
Yuka: Seriously?
Steve: It was really relaxing.
Yuka: If you say so…

日本語に訳すと次のようになります。

ユウカ:で、週末はどう過ごしたの?
スティーブ:あ~、隣町の海岸までドライブしてきたよ。
ユウカ:わあ、そんな遠くまで。すごく疲れたでしょうね。
スティーブ:いや、全然。
ユウカ:ほんとに?
スティーブ:とてもリラックスできたよ。
ユウカ:そ、そお……。

スティーブがOh, I ran over to the beach in the next town.という発言の中で使った動詞ranは、言わずと知れたrunの過去形です。runと言えば、日本人にとっては「走る」の意味が真っ先に思い浮かぶかもしれません。ところが、このような誰もが知る基本的な単語は、たいてい幅広い意味で使われたりしますので、runの意味をどう解釈するかが大切になってきます。ユウカはこれを「日本語の感覚」でとらえました。この言葉を聞いてユウカは、心の中で次のように思ったのでした。

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