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スタートアップ転職の魅力 IPO・報酬+広がる進路 エグゼクティブ層中心の転職エージェント 森本千賀子

2019/7/12

■有望なスタートアップ企業を見つける方法

・ビジネスSNSに参加する

「Wantedly(ウォンテッドリー)」「LinkedIn(リンクトイン)」などのビジネスSNS(交流サイト)では、ビジネス情報の交換だけでなく、採用情報もキャッチできます。

・スタートアップイベントに参加する

近年、スタートアップを支援する機運が高まっています。大手企業が「事業共創」を目的にスタートアップを支援する「アクセラレータープログラム」も増えてきました。私が顧問やアドバイザー、メンターとして参画しているスタートアップ関連の組織には、一般社団法人日本スタートアップ支援協会(https://www.yumeplanning.jp/)やB-SKET(https://b-sket.jp/)などがあります。

スタートアップが事業アイデアをプレゼンしたり、競い合ったりするイベントはあちこちで開催されています。そうしたイベントに参加してみて、興味を持てる企業、共感できる企業を探してみてはいかがでしょうか。実際、急成長を遂げた某テック系ベンチャーのCTOは、「今日、ここに出るスタートアップ企業のどれかに転職しよう」と決めてスタートアップイベントに参加し、プロダクトリリース前の現企業に出会ったのだそうです。また、様々なスタートアップのプレゼンを見るうちにワクワク感が高まり、隣に座っていたスタートアップの社長と飲みに行き、入社したといったケースもあります。

・ビジネススクールに通う

グロービスなどのビジネススクールや大学院のMBA(経営学修士)コースなどに通い、そこで出会って意気投合した仲間同士で起業するケースも見られます。また、すでに起業している経営者が「ビジネスを体系的に学ばなければ」と実感し、ビジネススクールに通っていたりもします。事業創出に意欲的な人が集まっている場ですので、一緒に働く仲間を見つけられる可能性があります。

・「エンジェル投資家」と接点を持つ

スタートアップ企業を支援している「エンジェル投資家」には、自身が経営者として成功を収めた人が多数います。そういう人は自身の経営メソッドを伝える講演やセミナーを開いていることも珍しくないので、そうした場に参加し、接点を持つ手もあります。彼らとの直接交流やSNSでの交流を通じ、スタートアップの情報を得ることができます。

■「副業でサポート」から参画する道も

スタートアップ企業への転職となると、年収ダウンとなるケースも多く、先がどうなるかの未来の予測もできません。簡単には決断できないでしょう。

そこで、「お手伝いから始めてみる」という手もあります。最近は多くの企業で副業解禁が進んでいます。副業(兼業)を認めている企業の社員には、本業とは別に、スタートアップ企業やNPO法人などのサポートスタッフを務めている人もいます。

自身の会社が副業を認めているならば、まずは副業として一部業務をサポートするところから始めてみて、手応えを感じたり、ビジョンへの共感が強くなったりした場合には入社に踏み切る手もあるでしょう。

大手企業やベンチャーキャピタル、エンジェル投資家などが積極支援する企業には、高度な知見・ノウハウも集まってくるものです。それらに触れることができるという点でも、スタートアップ企業に身を置くことは自身のスキルアップにつながると思います。

森本千賀子
morich代表取締役兼All Rounder Agent。リクルートグループで25年近くにわたりエグゼクティブ層中心の転職エージェントとして活躍。2012年、NHK「プロフェッショナル~仕事の流儀~」に出演。『マンガでわかる 成功する転職』(池田書店)ほか、著書多数。

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