妻が「妊活に専念したい」 退職に備えた支出の削り方家計再生コンサルタント 横山光昭

食費については外食を減らし、簡単に作ることができる食材を利用して、夫婦で協力して自炊を増やすように心がけました。通信費は、不妊治療費を払うために削減すべきものと考え、2人で格安なスマートフォンに替えました。行っていなかったジムは解約し、被服費や交際費はどうしても必要なもの以外は、当面こづかいでやりくりすることを基本としました。

その他の支出も減らしたいと話していたので、水道や電気の節約法などをご説明しようかと思っていましたが、「まずは自分たちで取り組んでやってみる」ということでしたので、お任せしました。すると、水道光熱費をはじめ、嗜好品代や理美容費なども少なくなりました。全部で月に約13万円の支出削減です。さらに、食費を下げるためにふるさと納税を始めたいというので、仕組みや手順などを説明しました。

こづかいを見直し、夫の収入だけでも黒字を目指す

これだけ支出を減らしても、夫だけの収入だけではまだ赤字になります。ただ今後、こづかいについても話し合いつつ見直したいと言っているので、不妊治療費がかからない状況になると、夫の収入だけでやりくりできそうな見込みが十分出てきました。

そこで、妻が退職後の不妊治療費は、夫婦の必要経費として貯蓄から支出することも検討しています。そのため、共働きをしているあと数カ月は浮いたお金をしっかり貯蓄して備えようと考えています。

ある支出を増やしたならば、どこか別なところの支出を減らさないと、月々の家計が赤字になって貯蓄を減らすことになりかねません。これは当たり前のことですが、お金がある(赤字にならない)うちは、何かに支出を増やしても別の支出を減らそうとしない方は少なくありません。「やりくりがうまくできない」「頑張っているけれど貯蓄できない」と感じている方は、優先したいところにお金をかけ、そうではない部分で支出を減らすことが本当にできているか見直してほしいと思います。

(「もうかる家計のつくり方」は隔週水曜更新です)

横山光昭
(株)マイエフピー代表、mirai talk株式会社取締役共同代表。顧客が「現在も未来も豊かな生活を送ることができる」ことを一番の目標に、独自の家計再生・貯金プログラムを用いた個別の指導で、これまで1万件以上の赤字家計を再生。著書は累計100万部を超える『年収200万円からの貯金生活宣言』シリーズ、累計65万部の『はじめての人のための3000円投資生活』シリーズがあり、著作合計88冊、累計270万部となる。講演も多数。
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