妻が「妊活に専念したい」 退職に備えた支出の削り方家計再生コンサルタント 横山光昭

客観的に見ると、減らせそうな支出は多くありました。食費は外食が多め、通信費は大手キャリアを利用している、教育費は忙しくてあまり通えていないジム代である――。さらに、収入があるからと服を気軽に購入しているし、付き合いだからと飲み会にしばしば参加しています。ところが、それが支出を増やしているとの自覚があまりありません。

一般的に高額な支出であれば支出の削減を検討するものですが、この夫婦にとって医療費(不妊治療費)は何よりも優先したい支出です。これは明らかでしたので、今後の家計運営に向け、他の支出をコントロールする方法を考えていくことにしました。

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お二人が減らせそうな支出をしっかり把握できるように、家計簿をつけ、情報共有してもらうことにしました。リビングの目につきやすいところに家計簿を置き、仕事が終わって帰宅した後に記録していただきました。その方法がやりやすいとのことでした。

実際に記録をしてみると、食費や被服費、交際費が多いことに気づき、「こんなにかかっていたんだ」「これは全部必要か?」という思いが出てきたそうです。不妊治療の費用を払い続けるため生活を見直すという視点で考えると、だんだん「優先順位が低い支出」と思えてきたといいます。

そこで、自分たちが「優先順位が高くない」と思えた支出について、減らすための取り組みをしていただきました。

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