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妻が「妊活に専念したい」 退職に備えた支出の削り方 家計再生コンサルタント 横山光昭

2019/7/10

写真はイメージ=123RF

「夫一人の収入で暮らし、貯金もできるようになりたい」と家計相談に来られたのは、会社員のDさん(39)。会社員の夫(45)と話し合い、本格的に不妊治療に取り組むために仕事を辞めることにしたそうです。しかし、今のままでは生活も貯蓄もできなくなりそうで、家計の改善が必要だと考えています。

年齢的に今が最後のチャンスかもしれないという思いが強く、できるだけのことをしたいとのことです。半面、治療中や子どもを授かった後もしばらくは夫の収入だけが頼りとなり、貯蓄を切り崩しながら生活するようになると考えると、不安に思うそうです。

ある程度の貯蓄(740万円)はありますが、不妊治療を始めてからの数年はあまり増えていないことが、今後の生活の不安をあおります。さらに、子どもの教育費も必要になる、自分たちの老後資金のことも考え始めなくてはいけない年齢などと考えると、頭がいっぱいと言いつつも、退職して「妊活」するという意志は固いようです。

■不妊治療費が家計を圧迫していたが…

こうした不安感を少なくするには、やはり現状の支出を改善して、収入が1人の「1馬力」でも暮らせるようになることが必須でしょう。ただ、お二人には、どの支出に問題があるのかがわかっていません。「全て必要だから使っている」という感じです。

支出の状況を具体的にうかがうと、赤字ではありませんが、毎月貯蓄できるほどのお金を残せていません。住居費はそう高くはないのですが、全体的に支出が少しずつ膨らんでいる「メタボ家計」であることが目立ちます。そして、やはり不妊治療にかかる費用が月9万円を超え、家計を圧迫しています。

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