「三井のリハウス」「JR SKISKI」などのCMで注目を集め、今年は映画『東京喰種 トーキョーグール【S】』でヒロインの霧嶋董香(トーカ)役を務めている女優の山本舞香さん。「嘘はつかない」「迷わない」というまっすぐな性格の彼女が、愛用するスピーカーや家電、家具などについて語る。
部屋で映画や音楽を満喫できる、ボーズの「サウンドバー」
「私、部屋で過ごすのが好きなんですよ。引きこもりなんで(笑)。だから、どれだけ部屋の生活を充実させられるかをいつも考えています。
半年くらい前かな、BOSE(ボーズ)の『サウンドバー』っていうスピーカーを買ったんですよ。テレビの前に置くと音に迫力が出て、Bluetoothでスマホとつなげば音楽も聴けるっていうもの。それを最近はフル活用してますね。
BOSEにしたのは、重低音に強いから。前にイヤホンを買ったときに、いろんなメーカーの音を聴き比べたことがあるんですよ。ビーツとかも音はいいんですけど、BOSEは重低音が響いて、高音も透き通るというか……それで自分に合うなと思っていたので、今回もBOSEにしました。どこに買いに行ったか? Amazonです(笑)。
サウンドバーの好きなところは、どこにいても良い音が聴けるところ。テレビの前から音が出てるのに、前後左右、いろんなところから音が聞こえてくるのも面白いです。もう普通のテレビの音は聴けない(笑)」
ビーム状に音を放ち、壁や天井に反射させることで、スピーカーがない場所からも音が聞こえるよう設計されているサウンドバー。高さ約5cm、奥行き約10cmとスリムな細長ボディーで、手軽に部屋をホームシアターにできる。
「私、よくNetflixで映画を見るんですよ。それもあって、テレビは重低音の迫力にこだわっていて。映画は、海外のものが多いです。吹き替えじゃなく、字幕で見るのが好き。本人の声で見られるっていうのがいいんですよね。今は、Netflixオリジナルの映画『バード・ボックス』(サンドラ・ブロック主演)に感動して、ちょっと引きずってます(笑)。海外ドラマも好きで、最近は『ゴシップガール』を第1話から見直してます。海外のものは挿入歌とかも含めて、音楽がカッコいいところも好きなところです。
音楽でよく聴くのは洋楽かな。アーティストでは、『See You Again』のウィズ・カリファが好き。聴くとテンションが上がります。日本人だと平井大さんとか。『夏!』って感じの曲も聴きますし、静か~な曲も聴きますね。
そういえば最近『劇場版ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』という映画に出演させていただいて、『ファイナルファンタジー』をやってみたくなったんですよ。それでPlayStation4を買って、Nintendo Switchも買ったんですけど、まだ箱を開けてなくて。ゲームも、スピーカーをつなげて遊んだら迫力がすごくて楽しいだろうなと思ってます」

「山本舞香」を注入して新たなヒロイン像を
7月19日公開の出演映画は、人気マンガを実写化した『東京喰種 トーキョーグール』(17年)の続編『東京喰種 トーキョーグール【S】』。山本さんはこの続編から参加し、人を喰らわないと生きられない喰種(グール)の女子高生・トーカを演じている。
「オファーを受けたときは、『まじか!?』と思いました。めちゃめちゃ人気なマンガとお聞きしたので、うれしい半面、『私がやっていいのか』と。不安なことは顔合わせのとき、正直にみなさんに言いましたね。『前作を超える自信は、今はないです。トーカもつかめていません。できるかわからないですけど、私なりにやってみます』って。
演じるにあたって意識したことは、私の色をトーカに入れること。私の声の低さやしぐさ、動き方……いろんな面で山本舞香をトーカに入れたいと考えていて。例えばアクションシーンには、私が習っていた空手の構えを入れたりもしています」

空手の黒帯を持っているという山本さん。見どころは、クライマックスのバトルシーンだ。スピード感あふれる激しいアクションと、強い目の力が印象的。実はこのシーン、監督と「バトル」しながら作り上げたものだという。