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西ゆり子流 できる女の仕事服

流行アイテムは「魔法の粉」 気分上がり職場も明るく 第2話

2019/7/31

「気分を上げるアイテムは相手に見えなくてもいいんですよ。例えば下着。赤いブラジャーとパンティーで気分が上がるなら、それもOK(笑)」

――早速、今年らしいアイテムを教えてください。

「色ならベージュ系はどうでしょう。トップスやボトムスに取り入れるだけで、今年らしさが出ます。ただ、日本人には要注意な色でもあります。肌がくすんでみえがちなので、トップスに使うなら白のスカーフを首に巻くなど、顔とベージュ色が近づかないように気をつけましょう。色を挟めない場合は、チークや口紅を明るい色にするといいですね」

トレンドのベージュ系を使う際には注意が必要という

■服選びは当日朝、全体を見ると決めやすい

――西さんの今日のファッションで、「テンションが上がる」アイテムはありますか。

「黒地で白の水玉のスカーフです。今朝、紅茶を飲みながらスカーフを眺めていたら、『気分が上がるな』と思いました。それから全体のバランスを考えます。全身が黒だとカラスのようになってしまうので、色を入れたり、ターバンを巻いたりします」

首に巻いた黒地に白の水玉のスカーフを「気分が上がるアイテム」として取り入れた(撮影:稲垣純也)

――今朝ですか。出勤前の慌ただしい中で、洋服をゆっくり選ぶ余裕はなかなかありません。

「前日の夜のうちに用意すると、出勤前の時間を節約できるかもしれません。けれど、朝の気分が寝る前とは違っている、といった経験はありませんか。前日『白のブラウスを着る』と決めても、起きて天気が悪かったり、自分の体調がすぐれなかったりすれば、手が伸びないかもしれません。それでは気分が上がらないでしょう」

――毎朝パッと簡単に服を選ぶ方法はありますか。

「ポイントは一覧性です。私はブラウスもハンガーにかけます。服全体が見えるようになると、パッとひらめきやすくなります。ハンガーにかけてあるワンシーズンのアイテムの数はそんなには多くありません。パンツ3本を基本にTシャツやワイシャツをあわせ、あとはスカーフやアクセサリーで変化をつけるようにしています」

――意外と少ないですね。よく「たくさんあるのに、着る服に悩む」という声を聞きますが。

「せっかく気に入って買った服ですから、捨てるのはもったいない。私はそのシーズンに着る服と着ない服と分けて収納しています。着る服はハンガーにかけて、着ない服はアーカイブとして、普段見ないようにしておく。アーカイブ入りアイテムを2年後に取り出して新鮮に感じることができたら、『着る服』として入れ替える。これを繰り返すと、いつも気分が上がるアイテムをそろえておくことができます」

「食べ物と似ているかな。毎日同じものを食べていると飽きるけれど、たまに食べるとすごく印象が違うでしょう。気分が上がる服だけにする『断捨離』というより、『料理方法を変える』という感覚に近いと思います」

次回は「できる女」として見られるための職業別のスタイリングを聞く。

西ゆり子
1950年生まれ。雑誌や広告のスタイリングを手がけた後にテレビに進出。ドラマやCM、映画での洞察力あふれるスタイリングは高い評価を得ており、指名する女優も多い。最近担当した出演者には「セカンドバージン」で主演した鈴木京香さんや、「ファースト・クラス」の沢尻エリカさんなどがいる。最近はフジテレビ系「後妻業」や日本テレビ系「家売るオンナの逆襲」を手掛けた。2019年10月にはテレビ朝日系「時効警察はじめました」が放送予定。

(編集委員 木村恭子)

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